出張販売イベント 「本の産直市＠伊野尾書店」開催のおしらせ

11/2（土）、3（日）（予備日　11月４日（月祝））の二日間、伊野尾書店では出張販売イベント 「本の産直市＠伊野尾書店」を開催します。

出版社の方々が当書店の周囲にテーブルを並べ、直接お客様に販売する出張販売いたします。
普段お会いする機会のない本を作っている出版社の方と、お話しながら本を買うことができます。

【日時】2024年11月2日（土）、11月3日（日）
　　　　※予備日　11月４日（月祝）

　　　　11：00～17：00

・屋外イベントにつき雨天中止、天候回復が見込める小雨は決行とします。
当日の開催／中止の判断につきましては伊野尾書店または〇〇SNSアカウントをご参照ください

・2日（土）、11月3日（日）いずれかが終日中止になった場合、４日（祝・月）に開催いたします

【場所】伊野尾書店周辺

【参加出版社】
・トランスビュー
・ころから
・共和国
・本の雑誌社
・他　５社程度

・他　５社程度

当日、伊野尾書店周辺に机とテーブルが並び、そこで各出版社の方たちが自分たちの作った本を販売します。
会計は伊野尾書店でお支払いください。

ご参考に、過去の「本の産直市」の様子をご参照ください。

https://twitter.com/search?q=%E6%9C%AC%E3%81%AE%E7%94%A3%E7%9B%B4%E5%B8%82&src=typed_query&f=live

https://www.instagram.com/transview.co.jp/

当日のご来場をお待ちしております。

【イベントに関しての問い合わせ】

・伊野尾書店　03-3361-6262

「偶々放浪記」小指

○「偶々放浪記」小指(白水社)

文章多めのコミックエッセイ。

埼玉県寄居町、茨城県石岡市、横浜市菅田町など、あまり有名でない、映えスポットがあるわけでもない、注目されない街を巡り歩いた旅の記録。

著者の小指さんは1985年生まれの女性(画家でもあるそう)なのだが、怪しい場所、怪しい店、怪しい人にどんどん近づいて、そして面倒な目に遭う。

描かれたのは今より少し前(2010年代？)で、たぶんここは今だと少し変わってしまったんだろうな…という場所も多い。

(山谷の話はかつて訪れた商店街が改修されて街の赴きが消えてしまった話まで含めて描かれる)

知らない街の話が多く、「こういう感じの街なんだ」と思うことが多い。

好奇心は加齢とともに衰退していく。

私自身、若い頃はこういった国内の陰りがある街を散策するのが好きだったが面倒な人に絡まれたり、汚い店に入って出てきたものが美味しくなかったりするような体験にもう疲れてきてて、今は普通に平均的な店で平均的な美味しいものを食べたいな…と考えるようになった。

なので代わりに追体験してくれるような、こういう紀行文はありがたみしかない。

石川町で路上でビニール袋に牡蠣やアサリを詰めて売っている、怪しい人たちの話が印象に残った。

「散歩の達人」や「じゅん散歩」に決して出てこない、ディーブで胡散臭い、街の記録。