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May 26, 2017

久しぶりにランキングなど

このところランキング出していなかったので出してみました。
こんな感じです(4/24~5/23)

【一般】

1,『どうしても読んでもらいたい本』(参照:http://inoo.cocolog-nifty.com/news/2017/04/restart.html)   

2,「新宿うまい店200」(ぴあ)                      

3,「蜜蜂と遠雷」恩田陸 (幻冬舎)                     

4,「劇場」又吉直樹 (新潮社)

5,「ハリネズミの願い」トーン・テレヘン(新潮社)

6,「日本一楽しい漢字ドリル うんこかん字ドリル 小学2年生」古屋雄作(文響社)

7,「日本一楽しい漢字ドリル うんこかん字ドリル 小学1年生」古屋雄作(文響社)

8,「儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇」ケント・ギルバート (講談社+α新書)

9,「カラダはすごい!」久坂部羊(扶桑社新書)                     

10,「東京をバスで散歩」(京阪神エルマガジン社)

【文庫】

1 、「君の膵臓をたべたい」住野よる (双葉社) 
                         
2 、「リバース」 湊かなえ (講談社)

3、「図書館の魔女(1)」 高田大介(講談社)

4、「代償」伊岡瞬 (KADOKAWA)

5、「虚ろな十字架」東野圭吾(光文社)

6、「この素晴らしい世界に祝福を!(11)」暁なつめ(角川スニーカー文庫)

7、「自覚」  今野敏  (新潮社)

8、「奪還の日-刑事の挑戦・一之瀬拓真」堂場瞬一(中央公論新社)

9、「ひかりの魔女」山本甲士(双葉社)

10、「百瀬、こっちを向いて。」中田永一 (祥伝社)

今週に入ったあたりから「うんこ漢字ドリル」の問い合わせがすごいです。
「1年生」を切らしてしまいました…。
6月上旬再入荷予定です。

 

☆お子さまプレゼント

以前毎週日曜日に実施していた「お子さまプレゼント」を今月から毎週土曜日に実施することにしました。

本当にささやかなものですがお子さんの楽しみになれば幸いです。

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☆戦慄した本

「子供の死を祈る親たち」押川剛(新潮文庫)

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これ、本当すごかったです。
先にちょっとだけ難を言うと、タイトルが若干わかりにくいです。
「親を脅迫する引きこもり、現実を直視しないで逃げる親」みたいな方がわかりやすいんじゃないかな…それはともかく。

この本の著者である押川さんは精神障害者移送サービスという業務を行う会社の代表をしています。
具体的には長期化して30代~40代になった引きこもりの子どもを持った家族からの依頼で、引きこもりの子供を精神科医に連れていく、入院の手続きを代行したりしています。

押川さんが対応するのは「自室から一歩も出ず、風呂にも入らず、自分の部屋で排泄行為をする30代の息子を精神科医に診断させる」ケースや、「両親に暴力をふるい、金銭を要求し、家から出て行くように脅迫する20代の息子を病院に連れていく」など、苛烈極まりない現場です。
事例には各病院、行政と事態を解決するため綿密に相談し(だいたいのケースが厄介なものなので病院や行政の腰は重い)、引きこもりの子供を連れだすにもなるべくトラブルにならないよう本人の性格、精神状態を考慮してソフトな対応と強引な出方を使い分け、精神科の診断が難しい場合は別の対応を図ったりする。
本当にこれはしんどい現場だ…と思いました。

そして「どうしてこうなったか」を探っていくと、もちろんいろんな要因が重なって起きているのですが一番の原因に考えられるのが「親の価値観の押しつけ、子供から選択や思考を取り上げる半生、そうして起きてくる『自立できない子供』の放置、現状から目をそらし続けた結果」ということが多い、というのがわかってきます。

どの話も過酷でありながら、親はこの惨状を他人に知られないようにするためほとんど表に出ず、解決もされずさらに酷くなっていく…という現象が起きており、本当に戦慄しました。

いろんな人に読んでほしい本です。

(H)

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