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April 2015

April 29, 2015

5/4は休業します

いつもご利用ありがとうございます。

連休の営業についてですが、5/4(月)休業とさせていただきます。

その他の日は下記時間で営業しております。

よろしくお願いいたします。

5/3(日)11:00~20:00

5/4(月)   休業

5/5(火)11:00~20:00

5/6(水)11:00~20:00

伊野尾書店

April 11, 2015

桜舞い散る中に忘れた記憶と

 

2015

4月になりました。
新生活を迎えて新しい人間関係が始まったりする季節ですがいかがお過ごしでしょうか。
伊野尾書店もアルバイトスタッフが一人入りました。
どうぞよろしくお願いいたします。

さて今年の本屋大賞は上橋菜穂子さんの「鹿の王」が第1位ということで火曜日(4/7)に発表になりました。
おめでとうございます。
「鹿の王」はプロモーションビデオがあるんですね。

『鹿の王』プロモーションビデオ
https://www.youtube.com/watch?v=tfDYMZhXHT8

小説にPVが作られるのだから、すごい時代になりました。でもいいことです。
「本は読まないけどYouTubeは見てる」という人はいっぱいいるのだから、そういう人たちに少しでも引っかかってくれればありがたいことです。

受賞のスピーチで上橋さんは

「私は街を本屋さんで覚えてまして、新宿だったら紀伊国屋さんがある街、高田馬場だったら芳林堂さんがある街というように」

というお話をされてましたが、新宿~高田馬場~と来たからには次は中井とか…なんでもないです。

ちなみに上橋さんといえば格闘技がお好きで、高校生の頃に強烈な右ストレートを打つために「リングにかけろ」に出てくるパワーリストをつけて通学していた、というエピソードが忘れられません。
http://www.webdoku.jp/rensai/sakka/michi095_uehashi/20090930_3.html

今も格闘技はご覧になってるんでしょうか。

考えてみると「獣の奏者」も「鹿の王」も「精霊の守り人」も、みんな格闘家やプロレスラーのニックネームに使えそうだなと今思いました。

 

☆笑える本フェア

「とにかく笑えれば」という、笑える本ばかり集めたフェアやってます。

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タイトルが示すように知的な笑いというよりは「アホだー、アホすぎる…」という本が中心です。
展開は5/6までの予定です。

 

☆2015年の笑えるマンガ

○「服なんて、どうでもいいと思ってた」青木U平(KADOKAWA)

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不倫したい!不倫したい!…ところで不倫ってどうやったらできるの?というごく一部で話題の中二病的ギャグ漫画「フリンジマン」を描いてた青木U平さんの新作。
盆栽雑誌から人気女性ファッション誌『ルイルイ』に異動してきた男性編集者が同じようにまったく別の部署から異動してきた同僚男性と「そもそも…オシャレって…何?」と悩みまくるギャグ漫画です。
まったく違うテーマのはずなのに、なぜか全体のフォーマットが「フリンジマン」と一緒です。
『現状を打破したいけど何をしていいかわからない主人公に師匠的な人が出てきて、いろいろサジェッションしつつ成長していく』という。
ってこれ書いてて思ったけど「嫌われる勇気」と「神さまとのおしゃべり」も同じフォーマットだ。

試し読みができるので、ぜひ読んでみてください。
http://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_MF01000010010000_68/

編集長からほぼご託宣のような形で「今年の流行色は…オフホワイト」という訓示を受けた主人公が表参道のショップで居合わせた女の子(この子が大変な人だというのが一巻の終わりに明らかになるのですが)に「『ルイルイ』の人なら私をコーディネートしてよ」と言われ、
「うーん…オフホワイトとかいいんじゃない」
「じゃあ下は何合わせる?」
「うーん…オフホワイト」
「真っ白じゃん!」のところが腹抱えて笑いました。

 

☆怪談作家の奇作

○「デブを捨てに」平山夢明(文藝春秋)

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怖い話を語らせたら天下一品の平山夢明の小説集。
本のオビにつけられた『平山夢明〈最悪劇場〉』というキャッチコピーはまったく素晴らしいです。つまり最悪なことがいろいろ起こります。といってもホラーとはまた違う感じで。ハプニング小説というか。

どれも面白いですが、表題作の「デブを捨てに」が最高です。最高に最低。なんだろう、アメリカのB級映画とかで「もうどうしようもないストーリーなんだけど見る分にはめちゃめちゃ面白い」というのがあるじゃないですか。そんな感じ。
主人公たちが「豚野郎ラーメン」で店員とやりとりするくだりが本当に最高です。

 

☆ビッグコミック作品×2

○「かむろば村へ(上・下)」(小学館ビッグコミック)

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私が大好きなマンガ「かむろば村へ」が「ジヌよさらば」というタイトルで映画化されました。
松田龍平に阿部サダヲ、松尾スズキというどう転んでも面白いに決まってるキャストなので見に行くのが楽しみなのですが、原作も素晴らしいのでぜひ読んでほしいです。
いがらしみきおが書く田舎の物語は空気感に深みがありすぎます。

○「人間交差点ベストセレクション(上)」(小学館)

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最近、ビッグコミックの増刊で弘兼憲史特集号というのが出たのですが、

http://big-3.jp/bigoriginal/hirokane/index.html

これ読んでたら改めて「人間交差点」の素晴らしさが沁みまして。

そんな折に「人間交差点」の傑作選が出たのだから、これは紹介せずにいられません。
この「傑作選」に載ってるのはどれも名作ばかりですが、中でも定年を迎えて最後の運行に出た路線バスの運転手がいつも乗ってくる小学生の男の子に「ボウズ…海見に行くか」と業務を放棄してドライブに出てしまう「回送車」という話がめちゃめちゃ好きです。
女手一つで育ててくれた仕事ばかりでろくに子供と遊んでやれなかった母親が東京オリンピックのチケットをもらうけれど…という「あの橋をわたって」もめちゃめちゃ名作です。

しかしすごい書影。

 

☆久しぶりにセールスランキング(3/11~4/11)

こんな本が売れております。

〈一般〉
1 火花                   文藝春秋
2 新宿Walker             KADOKAWA
3 神楽坂本 神楽坂と、恋に落ちた。     エイ出版社 
4 ランチパスポート 新宿   3      ぴあ   
5 ’15 プロ野球カラー名鑑        ベースボール・マガジン社
6 鹿の王 上-生き残った者-        KADOKAWA
7 「いつものパン」があなたを殺す      三笠書房
8 鹿の王 下-還って行く者-        KADOKAWA
9 図説 日本史通覧             帝国書院   
10小嶋陽菜写真集 どうする?        宝島社

〈文庫〉
1 舟を編む                 光文社
2 レッドアローとスターハウス もうひとつの戦後思想史 新潮社
3 64 上                 文藝春秋
4 ゼロの迎撃                宝島社
5 ソロモンの偽証   2 第1部 事件 下 新潮社
6 夜の国のクーパー             東京創元社  
7 バカとテストと召喚獣  12.5     KADOKAWA
8 血脈 交代寄合伊那衆異聞         講談社    
9 ソロモンの偽証   6 第3部 法廷 下 新潮社
10ロスト・ケア               光文社    

帝国書院の「図説 日本史通覧」は、まんま高校の歴史の授業で使う副読本です。
https://www.teikokushoin.co.jp/materials/01_supplementary/index40.html

書店仲間から仕入れられる、と聞いて置いてみたのですがよく売れます。
このボリュームと内容で900円ちょっとですから、破格に安いです。
学校の副読本っていい本を安く流通できてたんですね。。。

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文庫2位の「レッドアローとスターハウス」は西武鉄道の歴史と戦後の日本思想史をリンクさせたノンフィクション。

Photo

単行本発売時も結構売れましたが、文庫になってからはそれをはるかに上回るくらいよく売れてます。

単行本発売時のエントリも載せておきます。
http://inoo.cocolog-nifty.com/news/2012/10/post-ef8c.html

やっぱりなんだかんだ地元本が売れるよなーというランキングです。

(H)

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