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February 2014

February 23, 2014

店は休業中ですがブログは更新してます

というわけで改装しております。

20140223

店を休業してるのにブログを更新するのも欠場してるのにチャンピオンを挑発するプロレスラーみたいであまりカッコいいものではないのですが、改装前は何かとバタバタ忙しく、また改装明けは明けでバタバタしそうなのでフニャフニャ書いてみます。

 

にしても。

雪ひどかったですね!

お隣の山梨県とか同じ西武線の先の埼玉県秩父市とかが大変なことになったりしていて心配なのですが、こちらでもいまだにスーパーに一部の商品が入ってこなかったり、本屋でも「MONOQLO」http://www.shinyusha.co.jp/~top/owabi/teiki-monoqlo.htmや「GOSSIPS」

http://www.transmediainc.jp/information/4490といった雑誌が発売延期になったり、いろいろと影響が出ています。

あらためて考えると物流はいろいろ大変ですが、電気やガス、水道といったインフラは都心部は無事稼働してたんですよね…。
すごいなあと思います。ありがたいことです。

 

☆ソチオリンピック

いろんな選手が出ていろいろ頑張っておられる中こういうのも乱暴なのかもしれませんが、本当に今回は「羽生君と真央ちゃんのオリンピック」として記憶されていくんだろうなあ、と思ってしまいました。
本当に2年前にこの本を作っていた扶桑社は見事だと思います。

○「蒼い炎」羽生結弦/著 (扶桑社)

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浅田さんはすでに写真集出してるんですが、手記はまだ出してないんですよね。(バンクーバー五輪のときに短い手記を「文藝春秋」に書いたことがありましたが)
今年の上半期ぐらいに出してくれれば絶対ベストセラーなんだけどな…と取らぬ皮算用をしております。

○「浅田真央 夢(ドリーム)の軌跡」ジャパンスポーツ/写真 ワールド・フィギュアスケート編集部/編集 (新書館)

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にしても本当にフィギュアスケートの扱いは変わりましたね。
体感的にはプロ野球やJリーグをも超えてる気がします。
関連ムックが異常なぐらい出てましたし。

それと42歳での銀メダルが大きな話題になったスキージャンプ葛西紀明選手ですが、手記ではありませんがこんな本が出てます。

○「不屈の翼 ~カミカゼ葛西紀明のジャンプ人生~」著者:岡崎敏(日刊スポーツ出版社)

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http://www.nikkansports.com/sports/news/f-sp-tp0-20140219-1259750.html

絶対これからオヤジ系週刊誌に引っ張りダコなんだろうなあ。
個人的にはスキーのジャンプ競技を見るたびに東野圭吾の「鳥人計画」を思い出します。

○「鳥人計画」東野圭吾/〔著〕 (角川文庫)

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「鳥人」として名を馳せ、日本ジャンプ界を担うエース・楡井が毒殺された。捜査が難航する中、警察に届いた一通の手紙。それは楡井のコーチ・峰岸が犯人であることを告げる「密告状」だった。警察に逮捕された峰岸は、留置場の中で推理する。「計画は完璧だった。警察は完全に欺いたつもりだったのに。俺を密告したのは誰なんだ?」警察の捜査と峰岸の推理が進むうちに、恐るべき「計画」の存在が浮かび上がる…。精緻極まる伏線、二転三転する物語。犯人が「密告者=探偵」を推理する、東野ミステリの傑作。

私がこれ読んだのは相当前…1997年ごろだったと思うんですが、考えてみると葛西選手はその頃から日本代表だったわけですよね…。

 

☆今月のためいき本

読み終わって、というか読んでる途中からため息が出てしまうような心をえぐる生々しいマンガでした。

○「先生の白い嘘 (1)」鳥飼茜/著 (講談社モーニングKC)

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極めて地味で男っ気のない女性教師・美鈴を通して描かれる、男と女の間に横たわる性の不平等をえぐる問題作。
久しぶりにマンガを読んでて「ナイフを突きつけられた感」がありました。
人は本当に大事なことは口にしない、というのを大人になると薄々わかってくることですがその口にしないでナアナアにしてきたことを鳥飼茜が「ふざけんな!ちゃんと現実を見ろ!」とマンガにしたような気がしました。
一巻の最後の美鈴が男子生徒と生徒指導室で対面する場面で出てくるセリフに戦慄しました。

 

☆なんか売れてる本

○「神国日本のトンデモ決戦生活」早川 タダノリ /著 (ちくま文庫)

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戦時下日本の雑誌や広告を覆い尽くしたプロパガンダの数々を集めた本。
「決戦生活」「決戦型ブラウス」「決戦盆踊り」「勝利の特攻生活」「アメリカ人をぶち殺せ」…。
凄まじい戦意昂揚キャッチフレーズ群に塗りつぶされていく戦時下の日本を、当時の雑誌やパンフレットをもとにユーモアを交えた文章で楽しく紹介されています。

「戦前の雑誌広告はこんなんだったんだ…」って今見るといろいろ感慨深いのですけど、あと30年たったら今まだ赤ちゃんぐらいの2010年代生まれぐらいの人たちが「何この2010年頃の『2ちゃんねる』って…意味わかんないし気持ち悪い」って言ってる可能性があるわけで、まあ昔の表現をあまり今の価値観でバッサリするのもそれもまたやんぬるかなという気もいたします。

あれやんぬるかな、ってこういう使い方であってるのかな。ってもうここで言ってもやんなるかな。

(H)

February 08, 2014

休業日のおしらせ

2/23(日)~2/25(火)の3日間、改装工事のために休業いたします。

ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。

伊野尾書店

February 03, 2014

J-WAVEは「あまーいだけのーチョコレイー、チョコーレイー」という歌をかけすぎだと思います

伊野尾書店は基本的に平日より土日の方がお客さんが少ない店なのですが、特例的にお客さんがとても増える日曜日があります
それが選挙の日。
「選挙の日って ウチじゃなぜか投票行って 外食するんだ」とかつてモーニング娘。さんが歌っていましたが、選挙の日はとてもお客さんが多いです。
なのでできることなら選挙が年に3回くらいあるといいなあと思っています。

まああんまり多いとその分選挙費用もかさむわけで住民税も増えてしまうのかもしれませんが…。

そんなわけで今週末は都知事選挙です。
猪瀬さんは元気なんでしょうか。

○「私を知らないで」白河三兎/著 (集英社文庫)

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これはすごくよかったです。
なにがよかったか…ひと言でいうと「せつねえー!」になるんですけど。
そういう青春小説です。
いや、もう青春と呼ばれるものがはるか後方に流れ去っていった年頃なので、最初は「主人公中学生かあ…」とか思って読んでたんですけど。
これはよくできてます。
できてる、って言い方も若干失礼かもしれませんが、全部読み終わってからこのタイトルを眺めると「…いいタイトルつけたなあ」としみじみ感じられる、そんな読後感がありました。

久保寺健彦の「みなさん、さようなら」が気に入った人ならたぶんこれも面白いと思います。
白河三兎さんはいま売れっ子であちこち書いてるし、文庫本も結構出てるんで、未読であるなら一度チェックしておいて損はない作家だと思います。

 


○「ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく」堀江貴文/著 (ダイヤモンド社)

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すでに結構なベストセラーになっていますが、読んだ人から「ホリエモンの本なんで身構えてしまったが、読んでみたら普通によかった」という声を聞いたので読んでみました。
普通に、というより、非常によかったです。

本人がこの中でも語ってますが近鉄バファローズ買収騒動やフジテレビ騒動の頃は「ホリエモン」という「稼ぐが勝ち」「金で買えないものはない」イケイケキャラを演じていた部分がありましたが今はもうそういうキャラを演じる必要もなくなった、という部分が大きいように思えます。
気負うところもない率直な表現で、それでいて人生の深淵に迫るような言葉がとつとつとつづられています。

たとえば2年6ヶ月にわたる収監生活で考えたことは「早く働きたい」だったといいます。
堀江さんは非常に寂しがり屋で、よく言われる「一人の時間」など欲しくはない、とにかく誰かといたい、という人だそうですがそんな彼が収監中は否応なく一人にさせられるわけで、当然自由もなく、それは辛かったとか。
そこで考えるのは「働きたい。社会と接点を持ちたい」ということだったそうで、それには自分の社会的立場や資産といったものとは関係なく「社会の中で、人の中で求められたい、つながりたい」という欲求だったそうです。

ちょうど先日読んだ佐藤優のエッセイの中で、自殺を防ぐ話だったと思いますが、
「人間はどんな辛い境遇におかれても次の二つの条件さえ満たしておけば、死なずに生きていこうとする。一つは自分に求められている仕事があること。もう一つは好きな人がいること」
という話をしていて、それとちょっとかぶりました。

読んでいて「おおお・・・なんて名言」という箇所がいっぱい出てきます。
「ネガティブな感情が出てくるのはだいたい経験不足か、ヒマであるか」という話とか唸りました。
ゼロに小さなイチを足していく、というのはいい話だと思いました。

 

○「反原発へのいやがらせ全記録 原子力ムラの品性を嗤う」海渡雄一/編 (明石書店 )

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原子力反対運動が盛んだった80年代から90年代にかけて原発反対運動をしていた人たちに向けられた嫌がらせの数々の記録集。
匿名の封書で送られてくる罵詈雑言、卑猥な言葉、真夜中の無言電話、汚物や生理用品、虫の死骸などの送りつけ、近所の写真の送りつけ(監視しているぞという意味合い)、女性活動家の名前と連絡先を公衆トイレに書き込み、子供の名前を出し「何時から何時までは家で一人ですね」という不気味な文言を送られる、なりすましで関係各所に文書を送られる(たいがい原発反対運動への疑問や失意が書かれる)…まだまだありますが、とにかく見ているだけで気分が悪くなる、すさまじい悪意です。

これはよく残しといたなあと感心します。
そして3.11のときに反原発を長年訴えてきた人として名前が出てきた人達はこれほどまでにひどい嫌がらせを受け続けながら声を上げ続けたわけで、本当に大変な人生だったんだな…と思いを新たにします。

このひどい嫌がらせの犯人については当然原発推進側の人間になるわけですが、その中には意外な組織の名前も出てきてます。
日本の暗い一面がここまで出ている著作物はなかなか無いです。

 

○「かくかくしかじか」現在3巻まで発売中 東村アキコ/著 (集英社)

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先日「ミュージアム」をあんなに推したそばからなんですが…この東村アキコの「かくかくしかじか」は本っとおお…にいい作品だと思います。
「ママはテンパリスト」「海月姫」などヒット作で知られる東村さんの自伝マンガなのですが・・・なんだろう、どこまで狙って書いてるのかわからないんですが、本当に涙腺を刺激する描き方をしてるんですよ。
特に3巻のあの終わり方…!
いや、誰だって30代も半ばになればそれまでの人生のことをそれなりには語れると思うのですが、その表現能力が卓越してます。
人が成長する喜びと寂しさをこれほどまでに美しく書いたマンガはそうそうないと思います。

Number浅田真央特集

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がすごい勢いで売れています。
うちの店にもまだ若干残ってますが近くなくなりそうです。

なんか浅田さんはちょっとしたカリスマになりつつある空気を感じます。
どうなるんでしょうこの2月。

 

☆売れているといえば

「テラスハウス」の本もすごい勢いで売れてます。
こんな人気番組だったんですね…。

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○「TERRACE HOUSE INSIDE」(扶桑社)

☆休業

2/16(日)は棚卸のため臨時休業とさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いたします。

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