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March 25, 2013

肉焼きました。

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ということで雑誌「デイリーポータルZ」(鉄人社)の発売を記念して本屋の店頭で肉を焼く「本屋焼肉」、直前の告知だったにも関わらず多数の方々にお越しいただきましてまことにありがとうございました。

直前まで天気予報が「曇りのち午後から雨」だったのでどうなることかと心配しましたが結果的には曇りのち晴れといった天候に恵まれ、本当によかったです。
人が集まってるのを見渡すと30代から40代くらいの男性、若い女性、カップル、お子さんを連れた家族連れ、男子高校生グループといった方々が目につき、本の即売イベントというよりはさながらお祭りか盆踊りのような雰囲気でした。
駅前でイベントの告知をしていた時には「焼肉屋さんが出来たの?」という質問を3回も受けたり、雑誌を手にとったおじさんに「これタダでもらえるの?」と言われたり、大変まぎらわしいイベントでしたがひとまず無事開催できてよかったです。
どうもありがとうございました。

次のイベントは…そろそろ普通のサイン会とかやりたいかな。

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☆そもそも

このイベントは「デイリーポータルZ」という、今日3/25創刊の雑誌が「美味しい肉を食べる29の方法」という特集だったからやったんですけど、どこまで伝わっているのでしょうか。

この創刊号の中では「サッポロ一番で作るつけ麺とステーキ」「腐りかけがウマイって本当ですか?」「豚肉24時間(煮てみた)」が面白かったです。
韓国ではまだレバ刺しが食べられるんですね。知らんかった。

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☆鉄人社は

「裏モノJAPAN」という男の人からするととても勉強になる、女の人からすると大変どうしようもない感じの娯楽情報誌を出してる印象が強いですが時々面白い本を出します。

最近面白かったのは

○「本当は怖い昭和30年代」

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ですね。
「『あの頃はよかった』は全部ウソ!暴力とカネが全て 日本の暗黒時代へようこそ」
というキャッチがセンセーショナルですが、

・公害病の全盛期で次々に奇病が発生した
・救急車がないので急病人は大変だった
・粗暴犯や強姦魔がケタ違いに多かった

とか読んでると、一面では確かにその通りだったのかもなあ、と。
特に犯罪面の治安の悪さがヒドイの一言ですね。
もちろん、敗戦から十年ちょっとでは衣食住を確保して日常生活を送るようになっただけでも大きな進歩だったんでしょうけど。

このあと「本当は怖いバブル時代」という本も出てるんですが、やっぱり今読んで怖いのは圧倒的に昭和30年代の方です。
そして、アジアや南米あたりの旅行記に出てくる現地の治安の悪さを印象づけるエピソードとこの時代の日本にある雰囲気はとても近いような印象を与えます。

いま、高野秀行さんの「謎の独立国家ソマリランド」(本の雑誌社)を読んでいるのですが、なんでも超速(良く言えば即断即決、悪く言えばまったく待つことができない)で、仲間のいない孤立した状態の人間がいれば守るどころか取れるものを剥ぎ取ろうとするソマリ人の属性はもともと遊牧民だった彼らの暮らしの中で培われたのでは、という話が出ており、大変頷かされるものがありました。
この「本当は怖い昭和30年代」と「謎の独立国家ソマリランド」の2冊を読むと人間と生活、国家というものの関わりが薄ぼんやりと見えてくるように思えます。
そして毎度毎度「閉塞した社会に」「格差が」「震災が」と大変生きづらい印象を毎度メディアが与えるこの今の日本社会がなんと幸福でありがたいものなのかを実感します。

Photo

(H)

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