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January 2012

January 10, 2012

成人の日も過ぎちゃったというのに

あけましておめでとうございます。
2012年が始まりました。
今年はまず春に村上春樹の「1Q84」が文庫になり、夏にはロンドンオリンピック、さらにはDDT日本武道館大会、秋はちょっと何があるかわかりませんが、暮れの12月22日には地球の五次元突入が予定されております。
来年の今ごろは伊野尾書店も五次元書店になるわけで、今から楽しみですね。
えー、何を言ってるかさっぱりわからない、という方はお手元の「ムー」をご覧いただくか、もしくはGoogle先生で「2012年12月22日」で検索してください。
とてもためになるお話がたくさん出てくると思います。はい。

 

★年初めらしく

前の年をウジウジ振り返るところから入ってみましょう。
伊野尾書店の2011年年間セールスランキングはこんな感じでした。
ドン。


【総合】
1、謎解きはディナーのあとで         小学館   
2、心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣   幻冬舎
3、新宿本                  京阪神エルマガジン
4、老いの才覚                ベストセラーズ
5、人生がときめく片づけの魔法        サンマーク出版
6、体脂肪計タニタの社員食堂         大和書房   
7、くじけないで               飛鳥新社   
8、謎解きはディナーのあとで2        小学館
9、続・体脂肪計タニタの社員食堂       大和書房   
10、樫木式 カーヴィーダンスで部分やせ!   学研マーケティング
10、誰も教えてくれないお金の話        サンクチュアリ出版
10、「本屋」は死なない            新潮社

【文庫】
1、八日目の蝉                中公文庫
2、みなさん、さようなら           幻冬舎文庫
3、新世界より 上              講談社文庫
3、わたしを離さないで            早川文庫 
5、ダイイング・アイ             光文社文庫   
6、プリンセス・トヨトミ           文春文庫   
7、夜明けの街で               角川文庫
7、九月が永遠に続けば            新潮文庫
9、ビブリア古書堂の事件手帖~栞子さんと奇妙な客人たち  角川文庫
10、新世界より 下              講談社文庫
10、阪急電車                 幻冬舎文庫
10、図書館戦争 図書館戦争シリーズ1    角川文庫

【新書】
1、老いの才覚                ベストセラーズ
2、原発のウソ                扶桑社    
3、日本人が知らない幸福           新潮社
4、「折れない心」をつくるたった1つの習慣  青春出版社  
5、日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか  PHP研究所 
6、 成功する人は缶コーヒーを飲まない     講談社
7、日本人の誇り               文藝春秋   
8、朝鮮王朝の歴史と人物           実業之日本社 
9、暴力団                  新潮社
10、日本語教室                新潮社
10、新・堕落論 我欲と天罰          新潮社  



はい。
年間ベースで見たら文庫部門は店長が偏愛して推している久保寺健彦の本が2位だったんですね。ちょっとうれしい。買っていただいたみなさまありがとうございます。
「買ったけどアレだった」「文庫の裏に書いてあるあらすじがちょっとアレすぎ」「ソフトな内容かと思ったら意外と話がアレだった」的な作品に関するご意見はぜひ幻冬舎編集部までご連絡ください。お待ちしております。

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★年明けから新書を2冊読みました

○「問題発言」今村守之(新潮新書)

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戦後のいろんな問題発言を集めた本。
こういう本ってコアマガジンとか鉄人社がよくB6サイズでコンビニ向け廉価版書籍で出てる感じで、新潮新書で出るってのも…いやなんでもないです。面白いです。はい。

読んでると昭和30年代、40年代は結構大企業のお偉いさんや政治家が露骨な差別発言みたいなのをしてて、そういった危なっかしさに比べたら近年のはホントにマスメディアによる言葉狩りの感が甚だしいなあと実感させられます。
たとえば長嶋茂雄は1961年10月の朝日新聞インタビューで

「社会党の天下になったら野球、野球って言ってられるかどうかわかりませんからねえ」

なんてことを言ってるんですが、それに対して言われた社会党が長嶋と巨人軍に抗議するどころか「そのようなことはしません」みたいな発表をしたそうで、このへんはいかに当時の長嶋の民衆支持率が絶対的だったかを逆説的に物語ってるなあと思います。
問題発言とそれにまつわる騒動は常にその時代背景が横たわっていて現代史だなあと思わされます。

 


○「タブーの正体! ―マスコミが『あのこと』に触れない理由」川端幹人(ちくま新書)

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元「噂の真相」編集者によるメディアのタブー論。
メディアが何を報道しないか、なぜ報道しないか、それによってどういうことが起きるか、いろんな方面からの見方が解説されていてとても分かりやすいです。
まあ要は「自社にお金払ってくれるお客様と恐い人たちのことは書けません」って話なんですけど。
福島原発事故の際に電力会社批判ができないマスメディアの報道がいかに歪んだものになったかを具体的に検証していたり、同じタブーな芸能事務所でもジャニーズとバーニングではどう違うか、結果ワイドショーは何を吊るすようになるのかがわかります。
特に第三章で出てくる、原発に批判的だった毎日新聞を東京電力が広告出稿を使って籠絡していく様子の話は今読むと恐ろしすぎて寒気がします。

ネットと週刊誌がいくら騒いでも新聞とテレビが伝えなければ無いのと一緒という話や、これからのメディアに対する暗すぎる見通しまで、いろいろ勉強になる本です。
この本、個々の事例が具体的すぎる…。

★おしゃれ栞

「貼って剥がせるしおり(ブックマーク)」というのを置いてみました。
ふせんとしおりが合体したような。
まあ現物見てってください。

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