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July 2010

July 28, 2010

夏休み ああ夏休み 夏休み

更新しているときは特になんの反応もないのに、更新しないと「最近更新してませんね」って言われてしまうのはなぜなんでしょう。
疲れてきて足が止まるとムチを入れられる競走馬の気持ちです。
競走馬といえば私はペースを考えずバカみたいに先行して逃げきろうとするエイシンワシントンとかツインターボとかああいう逃げ馬が大好きでした。
この10年くらいまったく競馬を見てませんが、今ああいう競走馬はいるのでしょうか。

それにしても、暑い暑い暑い暑い言ってる毎日ですが冷たいものを食べすぎたりクーラーつけたまま寝たりして体調を崩されたりしてないでしょうか。
ニュースを見るたびに熊谷とか館林とかは大変だなあと思います。
ちなみに「週刊ヤングマガジン」には

「日本一暑い町・猫ヶ谷市。そこでは、自治体のエコ対策のため、町中みんな水着姿! もちろん、女のコも例外ではありません♪」(講談社HPより抜粋)

という、明らかに熊谷市をモデルにしたんだろうけどいさかか男子の夢だけが突っ走り過ぎた「熱いぞ! 猫ヶ谷!!」なんてラブコメ漫画があったりします。
なんというか毎月出る双葉文庫の官能小説の設定なんかを見てても思うことですが、若かろうが若くなかろうが男子の夢は基本的にバカですね。絶対バカです。大好きですけど。

 

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☆夏が過ぎ 風あざみ

怖い話ばっかでもアレなので夏の本ぽいのも文庫コーナーに並べました。

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「ハローサマー、グッドバイ」マイクル・コーニイ(河出文庫)、「向日葵の咲かない夏」道尾秀介(新潮文庫)あたりが売れてるようです。
あと下の段には読書感想文に困ったキッズのためのイーストプレス「マンガで読破」シリーズ。

 

☆「夫が合コンに行っていたのですが」

世代的にそういう世代なので目につきました。

○「妊娠中夫の浮気防止バイブル」(ジュリアン出版)

 

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ゆうきゆう(文)&ソウ (イラスト)は人気コミック 「おとなの1ページ心理学」と同じ組み合わせですね。
「夫の職場の飲み会が多過ぎる」
「旦那が女友達と食事に行っていた」
「朝起きるの辛いだろうから、と突然早朝出社が増えた」
とまあ、奥さん側から見たいろんなケースの相談事にゆうき先生が「浮気危険度」を五つの☆で判定します。
って、読んでると別に奥さんが妊娠してるかは関係ないケースが多い気もしますが。

アメリカの心理学者が400人の学生に「人にしてあげた親切な行動」と「人にしてもらった親切な行動」を書き出させたところ、思い出したエピソードの比率はだいたい「35:1」だったそうです。
つまり「他人になにかしてあげたこと」は覚えてても「他人になにかされたこと」ほとんど覚えていないわけで、ゆえに「自分ばっかりが…」という思考に陥りやすい、という話でした。
ためになります。

 

☆ルースターズの唄の方は最近Youtubeで初めて聴きました

ときどき店に来ては「ま、今日も別に何もないんですけど」と自社の商品をまったく紹介しないでいきなり世間話を始める某社の営業さんが「これはいいです。今年読んだ中で一番の作品です!私これバーで読んでて泣いてしまいました」と言っていたので紹介。

○「どうしようもない恋の唄」草凪優(祥伝社文庫)

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読みましたよ。
そこまで言われたら日頃他人の話を聞いてるようで聞いていない私も。

あらすじを説明すると、事業(たしか工場の経営)に失敗して借金を抱えた主人公(40歳ぐらいの男性)が自殺を決意して大きな川(おそらく荒川か隅田川)で身投げしようと橋に上ったところ、遠くの方にソープランドの看板が光っているのを目にし、「死ぬ前に女を抱いてからにしよう」とそこへ向かい、そこで出てきたソープ嬢に身の上話をすると彼女は同情して涙を流し、「行くところがないならうちにくればいい」となぜかそんな切羽詰まったおっさんを家に入れ、おっさんはおっさんでもう一回事業、というより金儲けをしようとするのだけど…、というような話。

ここまで読んで「それってさあ…」と笑った貴方。
たぶん買わない方がいいです。
えーとですね、大胆な結論を書くと、これ紹介している私自身も「これはよかった!」と思ったわけではないです(笑)。
というか、この広大なワールドワイドウェブの中でわざわざ好き好んでこのページをを見ていただいているような方々は少なく見つくろってもいろんな本を読んでいる方なんであろうし、その中には「庄野潤三が好き」とか「堀江敏幸が好き」とか「川上未映子が好き」なんて方もいるわけで、そんな方々の琴線にはまず絶対触れないと思います。

けど世の中にはそんな作家知らないし、あまりそういうの興味ないし、てか読んでも面白くないし、という方々もたくさんいます。
つまり本屋のブログなんか間違っても見ないであろう方々ですね。
そういった方々の中にはもしかするとこの本が生涯の一冊になるかもしれない、そんな気がする小説です。
終わりはよかったですからね。
ベタといっちゃベタかもしれませんが。

というわけでPOPとかはつけずにコソッと平積みしています。時々売れてます。

もしかすると西加奈子が「東京スポーツ」か、今は休刊になってしまった「内外タイムス」から「濡れ場を多めにした恋愛小説を書いてくれ」と言われてまかりまちがって書いてしまったらこんな感じになったかもしれ…ないこともないか。違うな。西加奈子じゃないな。うん。

えー、本も会社も人もみんなそうですが、ホメてるんだか、けなしてるんだからわからないときはホメてます。
それがプロレスです。
はい次。

 

☆意欲

○「さよならもいわずに」上野顕太郎(エンターブレイン)

 

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かなり昔からシュールかつ笑えるんだか笑えないんだかよくわからないけど後味はなんとなく残るギャグ漫画を書いてきた上野顕太郎の手による、自身の奥さんとの死別を描いたドキュメンタリータッチのシリアスなコミック。
異様な迫力に息が詰まります。
病的なまでに生々しい、妻の病気やそれに追われる自身、家族の描写。
突然挿入される極めて個人的な、時に当人にしか意味のわからないであろう言葉の数々。
「よくここまで描くな」
きっと誰しもそう思うであろう、それほど濃密な表現が続きます。
愛する人を失おうとしている日々、失った日々、そのときの自分の心理、すべて「絵と言葉」にして残そうとするこの上野顕太郎の意欲は何なのか。
短絡的に答えを出すならそれが供養であったのかもしれないし、表現者として形にしたかったことなのかもしれません。
しかし、そんなことより、読めばただ「なぜ我々は生きているのか」という根源的な問いに向き合わざるをえなくなる、そんな作品です。
夜に一人で読んでもらいたい作品です。

(H)

July 09, 2010

決勝戦はまだ明日だというのに。

もし何年かして「2010年ワールドカップ南アフリカ大会」を思い出すとしたら、私はデンマーク戦の本田圭佑のフリーキックの場面が出てくると思います。
私はだいたい午前1時に寝て6時半に起きる生活をしています。
3時半試合開始というのはまず絶対に見る時間じゃありません。
けれど、あの6月25日、グループリーグ第三戦デンマーク戦を迎えるにあたっての国をあげての「決戦」感はそんな人間をも起こして見させてしまうものがありました。
ありえない時間に起きて、普段は見ないサッカーを見ている自分。
ありえない展開を見せた日本代表。
いい思い出を創ってもらったと思います。
そして、「Jリーグ誕生」「ドーハの悲劇」「ジョホールバル」「フランス大会惨敗」…から今に至るまでをリアルタイムで見られることができた自分たちの世代は幸せな世代なんだろうなと思います。

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☆こんなフェアやってます

○怖い本

 

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やっといて何ですがあんまり怖いの好きじゃないので中身読んでません。
実用書担当が怖い話好きなので今度何か書かせます。

 

○Katta?

 

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今年も新潮文庫夏の100冊フェアをやってますが、期間限定で真っキンキンになっている「金閣寺」がぶっとんでます。あれは買っといた方がいいと思います。

 

☆夏の一冊

店長が選ぶ「今年の夏の一冊」はこれにしようと思います。

○「映画篇」金城一紀(集英社文庫)

 

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紹介しようと思って文面をいろいろ、具体的には45分くらい考えてたんですが、この本だけは言葉が出なくなりました。
単行本のときに読んだんですが、いま文庫版を読み返すとひとつひとつのエピソードを思い返すだけで泣きそうになります。
名作中の名作だと思います。

  

☆夢のような本

○「酒飲みダイエット」プレジデント社

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 「主食を食べない」みたいなことが書いてありましたが…正確な内容は買ってご確認を。

  

☆それと

店内一部改装しました。
いくつか場所が移動した商品がございますので、不明なときはお尋ねください。

  

☆おまけ

DDTの「両国ピーターパン ~夏休み ああ夏休み 夏休み」は今月25日両国国技館で開催です。
http://www.ddtpro.com/ryougoku/

 

Ddtnatsuichi

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