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July 2009

July 31, 2009

梅雨明けしたって割にはジメジメな日々が続きますが

8月の新刊案内です。
伊坂幸太郎の新刊をはじめ、人気作家の新刊がいろいろ出ます。

○「漫才ギャング」品川ヒロシ 
 
出版社名 リトルモア
発売予定日 2009年9月10日 
予定税込価格 1,575円

売れない芸人・飛夫と札つきの不良・龍平一。ワケありの二人が留置場で出会いコンビを組んだ! 
ストリートを舞台に、笑いに命を賭けた男たちの姿を描いた超弩級エンタテイメント作品!

○あるキング
伊坂幸太郎/著 
 
出版社名 徳間書店
発売予定日 2009年8月26日 
予定税込価格 1,260円

天才が同時代、同空間に存在するとき、周りの人間に何をもたらすのか。野球選手になるべく運命づけられたある天才の物語。 

 野球の話らしいです。

○横道世之助
吉田 修一 
 
出版社名 毎日新聞社
発売予定日 2009年9月上旬 
予定税込価格 1,785円

「パレード」「悪人」の吉田修一が描く80年代青春群像。平成の三四郎ともいえる、傑作青春小説。

○僕は、字が読めない。~読字障害(ディスレクシア)と戦いつづけた南雲明彦の24年
小菅宏 
 
出版社名 集英社インターナショナル 
発売予定日 2009年8月26日 

「1Q84」を読んだ方は手に取る題材です。

○秋葉原無差別殺人犯 加藤智大の肖像(仮)
斎藤剛/著 
 
出版社名 講談社
発売予定日 2009年9月2日 
予定税込価格 1,575円

これは週刊現代連載時にいろいろ波紋を読んだ特集の単行本化ですね。

○現代プレミアブック 同和と銀行 三菱東京UFJ“汚れ役”の黒い回顧録
森 功/著 
 
出版社名 講談社
発売予定日 2009年8月30日 
予定税込価格 1,785円

バブル期の真っ只中、三和銀行の「汚れ役」が仰せつかったのは、同和団体理事長・小西邦彦氏の担当だった。一心同体となった二人が手掛けた大規模開発の裏を描く。

 

☆某新宿御苑で働く大人げない社長レスラーも絶賛のあの絵本、入荷しています。

http://blog.livedoor.jp/t346/archives/52401562.html

 

○うんこダスマン(ほるぷ出版)

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子どもが喜ぶ下オンリーの絵本なのかな、と思ったら意外にいい話でした。
大人が読むべきかも。

 

☆ネットで話題沸騰の『やる夫』書籍化


http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0907/27/news064.html

やる夫が本になるようです。

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(H)

July 25, 2009

わたしはほんをしょうかいする

いまさらですが、「1Q84」読みました。
あれだけ大騒ぎになったのに結局どういう話か知らないのもアレかなーと思い。
そんなもんです。
ブームに乗りましょう。
長いものには巻かれましょう。
ほうほう。

とりあえず言えることは、新潮社は今全力で村上春樹を説得して1日でも早く「空気さなぎ」を実際に出版するべきだと思いました。
まあ、村上春樹が渋ったら編集の方が小説家をめざしているどっかの予備校教師を抱き込んで書かせればいいだけで。
「1Q84」が合計200万部いったそうだから、それだけで10万部くらいは売れるんじゃないかなあ。

というわけでこんなのも出てます。

○「村上春樹『1Q84』をどう読むか」(河出書房新社)

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○「サハリン島」アントーン・パーヴロヴィチ・チェーホフ(中央公論新社)

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○「一九八四年 新訳版」ジョージ・オーエル(早川書房)

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☆金曜8時は『ワールドプロレスリング』

その時代ごとの新聞のテレビ欄を集めてそのまま1冊の本にしたものがある、と聞いたので仕入れてみました。

○「ザ・テレビ欄 1975ー1990」(ティー・オーエンタテインメント )
○「ザ・テレビ欄 2(1991-2005)」(ティー・オーエンタテインメント )

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番組が改編する4月と10月のテレビ欄それぞれ1週間ずつが16年分掲載されています。
やっぱり自分が一番テレビをのんべんだらりと見ていた時代の番組を見てしまいますね。

「スクール・ウォーズ」って「8時だヨ!全員集合」のあとにやってたんだ、とか「世界まるごとHOWマッチ」に出ていたチャック・ウィルソンは今どこで何をやってるんだろう、とかとても懐かしい気分になれます。
とりあえずこれ眺めてると5時間でも6時間でも時間を潰せそうな、恐ろしくコストパフォーマンスの良い本でもあります。

☆高村薫人気シリーズ完結編

○「太陽を曳く馬(上・下)」(新潮社)

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「晴子情歌」「新リア王」に続く完結編。
合田雄一郎(いったい何歳になったのでしょう)が今回も苦悩するようです。
しかし、既刊は早く文庫化してくれればいいのに。

 

☆プロレスノンフィクション

意図的にプロレスの本はあまり紹介しないようにしていますが、これは本当に面白かったので。

○「子殺し 猪木と新日本プロレスの10年戦争」金沢克彦(宝島社)

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元、というか週刊ゴング史上最大のスター編集長だった“GK”こと金沢克彦氏による99年~2003年ごろの新日本プロレスならびに選手を題材にしたノンフィクション。
現場の第一線で取材していた人間にしか書けない臨場感、息遣いが伝わってくる好著です。
プロレスの本は舞台裏を明かしてセールスに繋げるものばかりでしたが、これは沢木耕太郎の「一瞬の夏」を意識して書かれたというように、読み物として非常によく書けていると思いました。
あの1.4橋本vs小川戦、試合後に橋本が小川の携帯に電話する場面がたまりませんでした。

 

☆最近うれしかったこと

小熊英二が最近出したこの本、定価が7140円するんですが、

○「1968(上)」小熊英二(新曜社)

 1968  

仕入れたら1冊売れたことです。
ありがとうございました。

ちなみに「民主と愛国」は昔買いましたが、厚すぎて途中で挫折しました。
死ぬまでにもう一回チャンレンジしたいと思います。

(H)

July 14, 2009

夏になるといろいろ大変です

なんか今回の都議選はずいぶん大騒ぎだった気がするんですけど、前から都議選ってこんな大騒ぎするイベントでしたっけ。
前はもっと地味だったような気がするんですが。まあいいや。
解散だ総選挙だでこれからバタバタするようですね。
店頭には民主党関連の本がチラホラ出てくるようになりました。

○「民主党の闇  理念なき批判政党、その疑惑と金と政策の研究」宇田川敬介(成甲書房) 

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○「民主党の研究 新版」塩田潮(平凡社新書)

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さて梅雨があけていよいよ夏本番ですが、北海道や山間部にお住まいの方を除いて、夏に憂鬱なのが台所に出てくる黒いアレですね。
通称「頭文字G」。
あえて名前を出さないまま進めますが、アレは昔はお金持ちの家にしか出なかったそうです。
冬でも暖かく食物が豊富な家でなければ、アレは定着できないんだとか。

というのをこないだ読んだこの本で知りました。

○「害虫の誕生  虫からみた日本史」瀬戸口明久(ちくま新書)

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「害虫」という概念が生まれたのは明治期の近代であって、それまでイナゴなどの農業に害を与える虫は「自然発生するもの」であり、虫が出てくることは「神の祟り」のように思われ、一度発生すればあとはいなくなるのをただ祈るものであったそうです。
その後近代化の過程で「害虫の排除」という概念が生まれていくわけですが、その裏では殺虫剤の開発が戦時の毒ガス研究と結びついたり(サリンを発見したのはドイツの化学薬品メーカーだった)、逆に毒ガスから産まれた殺虫剤があったり(米びつに入れる「コクゾール」とか)、意外な歴史がわかります。

ちなみにハエが病気を媒介する、という知識が広がったのも大正時代で、それまでハエは小林一茶の俳句に代表されるような愛玩される虫だったようです。
当時コレラが流行っていたということもあり、政府はハエ取りキャンペーンを始めるわけですが、それが市民にどれだけハエを取れるか競争させる「ハエ取りデー」の施行。
この日にたくさんハエを取った人には賞品、賞金が出たという、なんだかすごいイベントです。
さらにすごいのはそういうイベントゆえ、たくさんハエを取った人の家からさらにハエを盗む「ハエ泥棒」というのまで出たそうで…今の時代に考えるといろいろカオスな状況です。

 

☆ハヤカワノンフィクション文庫フェア

ハヤカワノンフィクション文庫がリニューアルしました。

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なかなかしぶい本が揃っています。
「人類が消えた世界」って、ついこないだ単行本で出た本だったような。

 

☆女性のための?本特集

ちょっと遅くなりましたが雑誌「日経WOMAN」「misaki」がともに読書特集です。

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「日経WOMAN」は有名人おすすめの本が充実してます。
オードリーの春日が薦めているのがライオンズの渡辺監督の「寛容力」というところに「やるな」という思いを禁じえませんでした。
「misaki」の方は“気分別ブックガイド”とともに本をめぐる話やブックカフェの紹介、付録にはブックカバーがついています。

しかし、両誌ともそうですがこの手の特集に書店員の人が登場するのが当たり前のようになりましたね。
ただ、だいたいオフィス街やターミナル駅の大型書店の店員さんなんで、たまには「高知県の海沿いにある本屋さんが薦める漁師に人気の本」とか「北海道羅臼町の本屋さんが流氷以上に美しいと思う本」とか各都道府県別で紹介してくれたら楽しいのに。

(H)

July 10, 2009

6月のセールスランキング

個人的には人生の機微をいろいろ感じた6月のセールスランキングです。

 

《6月セールスランキング》   

【一 般】   
  著 者  出版社
1 1Q84   Book1 村上 春樹 新潮社
2 1Q84   Book2 村上 春樹 新潮社
3 歩く東京 ~大江戸線~  枻出版社
4 日本人の知らない日本語 蛇蔵 メディアファクトリー
5 天皇論 小林 よしのり 小学館
6 忌野清志郎 1951-2009  ロッキング・オン
7 09 毎日楽うま!夏レシピ  オレンジページ
8 練馬区Walker  角川グル-プパブリッシング
9 るるぶ中野区  JTBパブリッシング
10 作ってあげたい彼ごはん SHIORI 宝島社
   
《6月セールスランキング》   
【文 庫】   
  著 者  出版社
1 ラッシュライフ 伊坂 幸太郎 新潮文庫
2 ノルウェイの森 (下) 村上 春樹 講談社文庫
3 重力ピエロ 伊坂 幸太郎 新潮文庫
4 誇りと復讐 (上) J.アーチャー 新潮文庫
5 相剋 密命・陸奥巴波  21 佐伯 泰英 祥伝社文庫
6 新選組顛末記 永倉 新八 新人物往来文庫
7 終末のフール 伊坂 幸太郎 集英社文庫
8 わたしを離さないで カズオ・イシグロ ハヤカワ文庫
9 イヌの気持ちがおもしろいほどわかる本 イヌとの暮らしを楽しむ会 扶桑社文庫
10 ゼロの使い魔  17 黎明の修道女 ヤマグチ ノボル MF文庫J
   
《6月セールスランキング》   
【コミック】   
書  名 著 者 出版社
1 ONE PIECE  54 尾田 栄一郎 集英社 ジャンプC
2 BLEACH-ブリーチ-  39 久保 帯人 集英社 ジャンプC
3 バクマン。   3 小畑 健 集英社 ジャンプC
4 おおきく振りかぶって  12 ひぐち アサ 講談社 アフタヌーンC
5 黒執事   7 枢 やな スク・エニ GファンタジーC
6 みなみけ   6 桜場 コハル 講談社 ヤングマガジンC
7 BILLY BAT   1 浦沢 直樹 講談社 モーニングC
8 PLUTO   8 浦沢 直樹 小学館 ビッグC
9 ヴァンパイア騎士  10 樋野 まつり 白泉社 花ゆめC
10 D.Gray-man  18 星野 桂 集英社 ジャンプC
   
 

あんまりこういうのに感情移入しないようにしてるのですが、手書きのPOPをつけて販売しているカズオ・イシグロ「わたしを離さないで」(ハヤカワ文庫)がランクインしたのはちょっと嬉しかったです。

好き嫌いはあるかもしれませんが、個人的にはとてもいい本だと思います。ネタバレになるのであまり細かく話せないのが難しいところですが。

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(H)

July 09, 2009

どうしてもっとモテそうな本とかカッコいい本が紹介できないんだろう

☆いよいよ何屋だかわからなくなってきてますが

先日IWGPチャンピオンに4度目の返り咲きを果たしたハイフライングスター、棚橋弘至も自ら実践して筋肉を作り上げているというトレーニング「ボディヒートエクササイズシリーズ」のDVD取り扱いを始めました。

 Tanahashi

種類は、

○ボルサリーノ・T・三澤の腹筋塾(1,050円)

○ボルサリーノ・T・三澤の胸筋塾(1,050円)

○ボルサリーノ・T・三澤の二の腕塾 (1,050円)

3本パックだと3780円です。

友情出演で真壁刀義も出ているそうです。あの二人にどんな友情が。

で、この筋肉トレーニングを指導しているボルサリーノ・T・三澤っていうデューク更家風の胡散臭い人は誰?と思ったら、これはずっと昔「夢☆勝ちます」で獣神サンダーライガーと戦って浴びせ蹴りもらって怪我して引退してトレーナーになった、新日本プロレスの三澤威トレーナーですね。
同じシリーズで『ペットボトル2本 集中エクササイズ』『タオル1本 集中エクササイズ』なんていう女性向けエクササイズDVDなんてのも出してます。
いろいろ多芸な方です。

今ならこの「ボディヒートエクササイズシリーズ」をお買いの方に太陽の天才児こと自称100年に一人の逸材、棚橋選手の上半身ヌードの生写真をプレゼントしています。
ちなみに生写真には「愛してま~す」とは書かれてません。

 

☆「1Q83」ではなく

1983年当時の漫画を再録した「少年サンデー1983」という雑誌が7/15に出ます。

http://natalie.mu/comic/news/show/id/18551

こういうの面白いですね。
「少年ジャンプ1985」が出たら迷わず買います。

 

☆裏・日本史

あくまで学術的探究心といいますか、知的好奇心を満足させようと読み始めたら面白かったので紹介します。

○「アダルトビデオ革命史」藤木TDC(幻冬舎新書)

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アダルトビデオ(以下AV)の歴史を紐解いた本はこれが初めてなんだとか。
80年代半ばには「AV=社会を乱す、悪影響なもの」という認識を強く持っていた警察が宮崎勤事件を契機にAV弾圧運動から手を引くようになったこと。
代わりに自治体や市民が有害メディア排除運動を始めたこと。
雑誌「an・an」の「セックスで綺麗になる」特集。
ハンディカメラの登場による演出の変化。
そういう要素がすべて絡んでいった結果、AVが変わっていったという流れがつかめるのが非常に面白いです。

そしてAVはその資質上、公権力の介入や指導に弱い。
弱いながらもまた一方では抜け道を探す人間が出てくる。
その繰り返しであることがよくわかります。

ちなみに“AV女優”という職業を初めて社会に認知させた黒木香は横浜国大時代に学生製作のアマチュア映画(非AV)に主演していたそうなのですが、それを撮っていたのが学生時代の岩井俊二と聞いて、なんだかいろいろ唸ってしまいました。

 

○「エロスの原風景 江戸時代〜昭和50年代後半のエロ出版史 」松沢呉一(ポッド出版)

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こちらは別冊太陽の「春画」とかをさらに近代まで広げて網羅した「エロ本出版史」です。
なまめかしいグラビアについ目がいきがちですが、そういう本が出た背景などについても説明があり、「時代の空気」を横から読み取れる貴重な一冊です。

 

なんだか汚れな流れになってきたので口直しに今年はやたらカラフルになった新潮文庫の100冊の写真でも載せておきます。

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ピンクになった「人間失格」がよく売れます。

なんでしょう、この色になったのは押切もえがやたらあちこちで推薦していることと関連はあるのでしょうか。

(H)

July 02, 2009

一年の半分を終えましたけれど

なんか今年はいろんな分野の「亡くなってショックな人」が続く年です。

7/15(水)には

○NewsWeek日本版「マイケルジャクソン特集」

○マイケル・ジャクソン緊急報道写真集「Michael Jackson 1958-2009」(講談社) 2310円

が出ます。
講談社の写真集についてはおそらく予約いただかないと入手は難しいと思います。

2009年というのはそういう年としていろんな人に刻まれていくのでしょうね。

 

☆トイレットペーパー売ってます

7月に入って梅雨が明ければいよいよ夏本番ですが、「日本一怖いトイレットペーパー」売ってます。

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トイレットペーパーに、「リング」の鈴木光司氏が書いた書き下ろし小説「ドロップ」が印刷されています。

J-CASTでも取り上げられていました。
http://www.j-cast.com/mono/2009/06/10042745.html

これを書いてる時点で残り3個です!
(追加入荷の予定は未定)
お早めにどうぞ。

 

☆酒はいらない

○「きょうもメロンパン」(アスペクト)

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メロンパンだけを掲載した日本初の?メロンパンガイドブック。
どれも美味しそう…。

 
○「渋カフェ」(交通新聞社)

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ポチポチ売れてます。
ところでカフェと喫茶店の違いは酒を出すか/出さないかという話を聞いたのですが、本当でしょうか。

 

☆人文書増売キャンペーン実施中

取引上の諸般の理由と店長の方針偏向(not変更)によりしばらく人文書を充実させようと思います。
 

〈以下入荷済み商品〉

○「なぜ女は昇進を拒むのか ~進化心理学が解く性差のパラドクス」スーザン・ピンカー(早川書房)

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成績優秀な学生の多くは女だが、社会で大成するのは圧倒的に男が多い。これは本当に性差別の結果なのか。社会の圧力か、生物学的本性か。気鋭の女性心理学者が性差のタブーに切り込む話題作。

 

○「夜中にチョコレートを食べる女性たち」幕内秀夫(講談社)

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健康情報があふれ、体に良い食品が無数にあるのに、女性たちの体は悪くなる一方。20年以上に渡り女性の食事相談を続ける著者が見た崩壊する女性たちの食と性。

 

○「『かわいい』の帝国 ~モードとメディアと女の子たち」古賀令子(青土社)

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今や日本が世界に誇る「かわいい」カルチャー。カタログ的なファッション・流行史として、また、現在の「かわいい」の秘密について、モードの視点から肉薄する。

 

○「ナガサキ消えたもう一つの『原爆ドーム』」高瀬毅(平凡社)

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浦上天主堂の廃墟が戦後13年目に取り壊された裏に何があったのか。原爆都市・ナガサキはなぜ“明るい”のか…。長崎原爆の謎をえぐり抜き、隠された真実に迫る、渾身のノンフィクション。

 

○「世界不思議百科総集編 新装版」コリン・ヘンリ・ウィルソン(青土社)

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現代科学もその謎を解くことのできない不思議な伝承や、宇宙・自然・歴史をめぐる謎から超常現象まで、様々な領域に実在する世界のミステリーゾーンを犀利に探査。現代の知を困惑させる世界の謎とは。

 

○「日本が拉致問題を解決できない本当の理由」荒木和博(草思社)

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「犯人」も「居場所」もわかっていながら、なぜ。救出運動の最前線に立つ著者が、不可解な膠着状態の真因に迫り、政府の驚くべき国家意思を明かす。

 

○「大搾取!」スティーブン・グリーンハウス (文藝春秋)

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施錠されて働く労働者。泥棒逮捕のケガでクビになる警備員。セクハラ狂言訴訟で組合潰し。ニューヨークタイムズ現役記者が告発する、「コスト削減至上主義」の最進国の実態。

 

○「Tokyo一坪遺産」坂口恭平(春秋社)

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宝くじ売場。パラソルの靴磨き屋。機能美に貫かれた路上の極小空間を「建築探検家」が体当たり取材。狭い日本をとことん面白くするヒントが、ここにある。

 

○「日本食物史」江原絢子・石川尚子・東四柳祥子(吉川弘文館)

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日本人は何を食べてきたのか。採集狩猟の原始時代から現代のスローフードまで、豊富な図版で解説。調理法の変化や調味料・食材の渡来、日本風になっていく外国料理など、多彩な食文化を網羅した日本「食」百科。

   

で、人文書って何?って質問があると思うのですが、面倒くさい説明が嫌いな私の定義でいうと「デカい新書」でいいかな、と思うんですけど、あんまり突っ込まれると答えに窮するので今週はこの辺で。

(H)

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