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December 2008

December 29, 2008

年末年始の営業について

12/31   11:00~19:00(「Dynamite!!」を見よう!)

1/1~1/4  休業

1/5~     通常営業

となります。

よろしくお願いいたします。

年の瀬のごあいさつ

今年も残すところあと3日となりました。
毎年思うのですが、年末を題材にした歌ってユニコーンの「雪が降る町」くらいしかないんで、アーティストの方は「愛がどうたら」とかいう歌を作るより「年末だね」「帰省ラッシュだね」「初詣だね」みたいな曲を作った方がよっぽどラジオとかで宣伝してもらえると思うんですけど。
それはともかく、斉藤和義の「おつかれさまの国」はすばらしい曲だと思います。確かに我々は「こんにちは」より「おつかれさま」の方が言ってる気がします。

ある方が「今年は(今年も)東野圭吾とハリーポッターしか売れてなかった気がする」と書いてましたが(Kさん無断借用ゴメンナサイ)、続ける言葉が出てこないくらい同感です。
ただ世界中が「100年に1度の金融危機」と言われてあちこちで深刻な雇用危機が出ている中で書店は「今年もあんまり良くねえなあ」ぐらいですんでいるわけですから、不況不況言われながらまだマシな方なのかもしれません。

本が売れなくなったのは一時的な不況というよりもケータイを含めたネット環境の整備によって情報伝達手段が飛躍的に増えたことと個人の可処分時間をめぐる構造的な問題だと私は認識していますが、山本一郎の「情報革命バブルの崩壊」(文春新書)には毎月二千いくらでADSLが契約できる今のネット環境そのものがバブルであり、“ネット=無料文化”は徐々に崩れるだろう、という話が出ています。
仮に今後ネット文化が現在と違う形に変わっていくとすれば、出版という情報流通モデルに求められるものもまた変わっていくのかもしれません。
そのとき自分がどういうお客さんにどういう商売をやっていけばいいのか、それは今のところちっともわかりません。
ただ、自分がこうやったらいいんじゃないか?と考えたことが世の流れに合うことを祈るだけです。

私は一応経営責任者なので、常に店から入ってくるお金と出ていくお金のことを考えざるをえない日常を送っています。
昨今はどうしても入ってくる方が減ってばかりなので、当然出る方のお金のことが減らせないかということを考えてしまいます。
ふと見渡せば店に並ぶビジネス書に、あちらこちらの取引先に、「無駄をなくせ」という言葉が見えます。
「無駄を減らす」のは悪いことではないでしょう。
けれど「無駄をなくす」のは良いことなのでしょうか。

最近ずっと思ってることなのですが、人間は無駄なことに幸せを感じるんじゃないでしょうか。
私は面白いものは無駄なものからしか生まれないと思っています。
必要最低限の人員で店を回したとき、残業してまで面白いこと、面白そうなことを企画・実行してくれる人間が何人いるでしょうか。
仮にいたとして、その熱意はいつまでもずっと続くものなのでしょうか。
「無駄がある」というのは言いかえれば予想外のプラスが生まれるかもしれない前提条件であり、「無駄をなくす」というのはプラスαがないことだと思います。
酒を飲みにいった先で「これサービスです」と一品出てきたら嬉しいじゃないですか。
そんなことだって「無駄をなくす」という観点からしたら余計な無駄のひとつです。
普段つれない態度しかしない女の人が弱ってる時に優しいことを言ってきたらクラっときちゃうじゃないですか。これは違うのか。

売れそうもない本を入れるのは無駄なことです。
けれど売れそうもない本が置いてあることで喜んでくれたり、買ってくれたりするお客さんも出てくるはずです。
それは「無駄だから」で入れなかったら生まれないことです。
本屋プロレスだって「お客さんが選んだ俺の一冊・私の一冊」だってたぶん労力から見たら結構無駄なことです。
けれど、私は面白いと思うのでこれからも無駄を追及したいと思ってます。
無駄をなくしながら。 

 

今年も一年間お世話になりました。
来年がどんな年かはわかりませんが、ここを見ていただいてるすべての皆様が笑って新年を迎えられることを中井の小さな本屋の寒々としたバックヤードのパソコンの前で祈っています。

 

伊野尾書店店長 伊野尾宏之

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December 24, 2008

12/30は本の雑誌DAY

年末も年末ですが12/30(火)に「本の雑誌」と伊野尾書店のコラボレーション企画、題して

「炎の営業が伊野尾書店にやってくる!ヤァ!ヤァ!ヤァ!」

を開催いたします。

当日は本の雑誌社の名物営業マンこと杉江“炎の営業”由次氏が伊野尾書店で一日書店員をやります。
(杉江氏って誰?という方はこちらをご覧ください)
http://www.webdokusho.com/column/sugie/

といっても別に当日は普通の店員なので、別に必ず「本の雑誌」を買わなければいけないとか、単行本『「本の雑誌」炎の営業日誌』を買わなければいけないということはありません。
要は年末になって学生アルバイトさんが実家に帰ったりして人手不足の伊野尾書店を手伝ってくれるだけでございます。
なんか浦和レッズのユニフォームを着た人がレジ打ってるなあ、ぐらいで。
なので何も気にせずお買いものしてください。

ちなみに当日は本の雑誌社が秘蔵する、椎名誠氏をはじめとする希少価値の高いサイン本などを集めた「一箱本の雑誌市」が一日限定で並ぶ予定です。
ぜひ我こそは本の雑誌マニアという方は暮れも暮れですが12/30に中井までお越しください。営業時間は11~20時です。

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きっと君は来ない

クリスマスです。
おめでとうございます。
こういう挨拶は正しいのでしょうか。
ラジオ各社にこの場を借りて言いたいのですが、新しいアーティストが定番クリスマス曲をカバーした曲もいいのですがたまにはJUN SKY WALKER(S)の「白いクリスマス」も流してください。
全体は知りませんが、一部の世代だけ喜びます。

 

今さらですがニーズの高かった時代小説の棚を増やしました。
ということで来年の大河ドラマ「天地人」主人公の直江兼続関連本もいろいろ揃えております。

最近あちこちの雑誌の表紙になってますね、妻夫木さん。
同じくノベルスや関連本がちょこちょこ出てきた「感染列島」も主演ですしね。

どうでもいい話ですがウチのバイトさんのお父さんが都内の某ホテルで事務方のお仕事をしてて、そこで妻夫木さんが主演の某ドラマの記者会見をやったときに「娘がファンなもので…」と伝えたらマスコミ向けに配る資料だか何かに「つまぶきさとし」とサインしたものをくれたそうです。いい話です。私の中ではいまだに「ブラックジャックによろしく」の斉藤先生ですが。

といったわけで最近入荷した本など。

○「だから直接聞いてみた―教えて広報さん」鮫肌文殊 山名宏和(宝島社)

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「アンナミラーズってなんであんなセクシーな制服なんですか?」
「ぽん酢のCMって、ドバドバと食べ物にかけすぎなんじゃないですか?」
「あのデカいメガマックは、どうやって食べるのが正解なんですか?」

といった、まあ言ってしまえば瑣末な疑問を企業の広報さんに直接聞いてみた回答集。
はっきり言ってたまたま運悪く電話に出てしまった人次第の受け答えなので、中には「こんなこと聞くなよ…」みたいな質問に若干キレ気味な方もいらっしゃったりしますが、なかには
「ケンタッキーでチキン1ピースたのんだときにモモ肉ではなくムネ肉が出てくるとガックリするんですが、あれはどうやって決めてるんですか?」
「いや、その場で言っていただければモモ肉出しますよ」
というようなヘエな回答例も。
なんにせよ広報というお仕事は神経使って大変そうだなあというのがわかります。

○「セブン-イレブンの正体」古川琢也・『週刊金曜日』編集部(金曜日)

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私が大好きなおでんはもうからないそうです。
20円くらいなら値上げしてもいいんで、店員さんが喜んで作ってくれるようにしてほしいですね。

この本については、

大手取次トーハンが告発本『セブン-イレブンの正体』を前代未聞の配本拒否
http://outlaws.air-nifty.com/news/2008/12/post-897a.html

こんなのが出てたのでちょっと気になってしまいました。
この記事の真偽のほどはわかりませんが(うちの取引取次は栗田出版販売というところです)、日本一のコンビニは言論の対象としたときにタブーかそれに近い領域なんだなというのがわかります。

○「ビートルズの謎」中山康樹(講談社現代新書)

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私はビートルズに関しては一般以上の知識は何も知りませんが、「レット・イット・ビー」がビートルズより先にジャズミュージシャンの手によって世に出ていたとか、回収されたアルバムがあるといったことは知りませんでした。

○「ジャズ喫茶リアルヒストリー」後藤雅洋(河出書房新社)

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先日新宿駅地下にある喫茶店・ベルクさんとイベントをやらせてもらいましたが、こんな本も出てました。
ジャズ喫茶というのは日本にしかない文化なんだそうです。

○「ぼくのおおきさ かんがえるアルバート」ラニ・ヤマモト 谷川俊太郎(講談社)

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「世界一みじかい哲学」だそうです。
ぼくのおおきさって何だろう?という疑問を持った少年の話。
わたしは「ピタゴラスイッチ」(NHK)にでてくる「ぼくのおとうさん」を思い出しました。
http://pitagoraswich.seesaa.net/article/43015048.html

(H)

December 15, 2008

「週刊銀河鉄道999DVDコレクション」が出たら全巻買ってしまいそうな気がします

ご好評いただいたのかどうかよくわかりませんが、手持ちのジャガイモの在庫がなくなってきましたのでまもなく「ESSEを買ってジャガイモを食べよう」キャンペーンは終了とさせていただきます。
「ESSE」自体はまだ在庫がありますので、年末に何か一冊雑誌買おうかしらという際には引き続きよろしくお願いします。

 
「週刊そーなんだ」「週刊フェラーリ」「週刊落語コレクション」などの雑誌を出しているデアゴスティーニという出版社があります。
新しい雑誌を創刊するとよくCMをやってる会社ですね。
そのデアゴスティーニが来年新創刊する雑誌がすごい。

『週刊 天体模型 太陽系をつくる』 2009年1月13日創刊!

www.de-club.net/tmt/

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すごい。
ドールハウスから始まってフェラーリを経て、ついに宇宙まで作ってしまいますか。
この宇宙はあなたのものです。
お客様は神様です。

許されるものであれば、木星だけ欲しいですね。
ちゃんとイオもついてるし。
そのあとどう部屋に飾るかが懸念材料ですが。

ちなみにさっきデアゴスティーニのページを見るまで知らなかったのですが、来年2009年は「世界天文年」なんだそうです。
ガリレオが自作の望遠鏡で天体観測してからちょうど400年なんだとか。
公式ページにはさっそく「ガリレオくん」というお茶目なキャラクターまで用意されております。
いずれ福山雅治と夢の共演を果たしてもらいたいものです。

http://www.astronomy2009.jp/ja/spgali/galinaka_001.html

というわけでそんな天文年を前にした暮れにふさわしいコミックスを。 

 

○「回転銀河」海野つなみ(講談社コミックスkiss、現在5巻まで刊行)

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「宇宙兄弟」とか「プラネテス」も考えましたが普通過ぎるのでやめました。
といったところで「回転銀河」です。
はい、これはまったく天文は関係ありません。
高校生たちの恋愛模様を描いた青春マンガです。
青春は、ドロドロした気持ちもキラキラした想いもみな空に吸い込まれるのです。
キュンとします。

キャラに似合わないを作品もう一つ。

○「女の子の食卓」志村志保子(りぼんマスコットコミックス、現在4巻まで刊行) 

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“女の子”と“食”にまつわるオムニバスコミック。
別離した母親に買ってもらったアイスクリーム、彼の元カノが焼いたフルーツケーキ…切なかったり色っぽかったり、物語の数だけ様々な味がします。
ご賞味ください。

女性向けなコミックが続いたので男性向けもひとつ。

○「罪と罰」落合尚之(双葉社アクションコミックス、現在4巻まで刊行)

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ドストエフスキーの名作を原案に、現代の少年少女たちの抱える闇に迫る問題作。
ひきこもりと援交女子高生。接点のないはずの両者が出会ったとき、ある「計画」が動き出す。
「正義」を貫けば「罪」となる時、人は何を思い、どう行動するのか。
何が正しくて何が正しくないのか。
力作です。

ちなみに私はドフトエフスキーの方を読んだことがありません。
正確にいえば大学生の時に読もうとしたことはありましたが、挫折しました。
誰だかに「こういう古典名作は若いうちに読んだ方がいい」と言われ読みだしたのですが、あまりに難解で「もうちょっと年取ったらこういうのもわかるようになるだろう」と放り出しました。
けれどいざ年取ってみるとそういう未知の分野を探究するのがだんだん面倒臭くなってくるので、やっぱり若いうちに読まないとダメですね。
先人の言葉は偉大です。

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December 10, 2008

プロレスは3カウント入ると終わりです

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何がどうなってそうなったのか私にもよくわかってないのですが、「本の雑誌」に連載エッセイをもつことになりました。
今月12日発売の1月号から掲載されます。
タイトルは『街の本屋は今日もカウント2.9』です。
さっそくタイトルからプロレスを知らない人を全員置いてけぼりです。
担当編集者さんは「2.9」をパソコンか何かのバージョンだと思っていたそうです。無理もない話ですが。

ともあれ、ぜひこれを機に全国の「本の雑誌」読者の方々にローリングセントーンとかドラゴンスクリューといった生きていく上で知らなくてもまったく何も困らないプロレス用語を覚えていただけるよう、微力ながら努力していきたいと思います。

まあそんなアホ過ぎるページはどうでもいいんですが、「本の雑誌」自体は読んでると面白い雑誌なんで、ぜひ毎月買ってください。
12月号の「雑誌の付録で快適生活!?」など実に馬鹿馬鹿しさと神々しさが同居した、書籍版「スーパーサイズ・ミー」のような好企画でした。
これからもぜひああいう企画をどんどん記事にしてもらいたいものです。私はやりませんけど。

http://www.webdokusho.com/honshi/2008/1-081031135911.html

December 06, 2008

ESSEを買ってジャガイモを食べよう!

 というキャンペーンを行っております。

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「ESSE」1月号を買っていただいたお客様に、当店だけの特典としてジャガイモをさしあげております。
ジャガイモは福島産、生産者は私の親族です。
品種がわかりません。ごめんなさい。

ゆでて食べるのが一番ですが、時間がないときは電子レンジで2~3分回しても食べられます。
味噌+マヨネーズか、バター+塩コショーで食べるのがおすすめです。

ESSE1月号は、

・ぜ~んぶ3STEPでできる!78レシピ 人気ブログ料理家のベストレシピBOOK
・野菜の栄養から下ごしらえ法までまるわかり!体にうれしい!野菜のハンドブック
・ESSE 家計簿 2009
・2009風水BOOK

という4大付録がついて770円です。

http://www.fujitv.co.jp/esse/index.html

ものすごく場当たり的に始めた企画ですが、一番の心配はジャガイモの芽が出てこないかということです。
ぜひその前にお早目にお求めください。

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ランキング依存症

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このミステリーがすごいとかあのミステリーがすごいとかブックオブザイヤー2008とかベストオブスーパージュニア2008とか今年を振り返るランキングがいろいろ発表になっているようなので、「伊野尾書店店長が今年読んだ本の中から選んだ10冊」でも発表してみたいと思います。
あ、「今年読んだ本」であって「今年出た本」ではないので、今さらこれかよ、って本も入ってます。

1、「八日目の蝉」角田光代(中央公論新社)

2、「新世界より(上・下)」貴志祐介(講談社)

3、「こうふくあかの/みどりの」西加奈子(小学館)

4、「みなさん、さようなら」久保寺健彦(幻冬舎)

5、「鏡をみてはいけません」鴨居まさね作画・田辺聖子原作(集英社クイーンズコミック)

6、「平成人(フラット・アダルト)」酒井信(文春新書)

7、「独裁君」業田良家 (小学館ビッグコミックス)

8、「リングサイド~プロレスから見えるアメリカ文化の真実」(早川書房)

9、「蝉しぐれ」藤沢周平 (文春文庫)

10、「俺の旅―518日ニッポン縦断強制放浪」和田虫象(鉄人社)

おお、なんか上の方は「このミス」とか「本屋大賞」ぽいぞ。
去年のマイ1位なんか「絶滅危惧ビデオ大全」(三才ブックス)だったのに。

思うにノンフィクションとかビジネス書、新書って読んでる間は面白くて夢中で読んでるのに、終わると妙に憑きものが落ちたみたいにフワッと頭の中から出ていくようなものが結構あります。
その点文芸作品は当たれば読み終わってからいろいろ余韻が出てくるものが多く、結果として印象に残りやすいというような。
その分外れたときは時間を無駄にした感が強いですが。
だから余計文芸作品はこういうランキングが求められるのかもしれません。
ともあれ上位3作品はどれも本当に一生モノの作品でした。

 

ついで11月のセールスランキングです。

【一般】

1 新宿駅最後の小さなお店ベルク    井野 朋也 ブルースインターアクションズ
2 09 MICHELIN GUIDE東京   日販アイ・ピー・エス
3 09 シンプル家計ノート     オレンジページ
4 デジカメに1000万画素はいらない  たくき よしみつ 講談社現代新書
5 竹中式 マトリクス勉強法   竹中 平蔵 幻冬舎
6 棄霊島 (上)   内田 康夫 祥伝社
7 聖女の救済 東野 圭吾 文藝春秋
8 棄霊島 (下) 内田 康夫 祥伝社
9 脳を活かす仕事術     茂木 健一郎 PHP研究所
10 おいしい神楽坂  えい出版社

 【文庫】
1 容疑者Xの献身  東野 圭吾 文春文庫
2 うそうそ 畠中 恵 新潮文庫
3 独り祝言 鎌倉河岸捕物控  13  佐伯 泰英 角川春樹文庫
4 御暇 交代寄合伊那衆異聞  佐伯 泰英 講談社文庫
5 螺鈿迷宮 (上) 海堂 尊  角川文庫
6 灼眼のシャナ  17 高橋 弥七郎 電撃文庫
7 アンボス・ムンドス-ふたつの世界- 桐野 夏生 文春文庫
8 その日のまえに 重松 清 文春文庫
9 予知夢 東野 圭吾 文春文庫
10 マイク・ハマーへ伝言     矢作 俊彦 角川文庫

 【コミック】
1 NARUTO-ナルト-  44  岸本 斉史 集英社 ジャンプC
2 君に届け   8  椎名 軽穂 集英社 マーガレットC
3 名探偵コナン  63 青山 剛昌 小学館 サンデーC
4 家庭教師ヒットマンREBORN!  22 天野 明 集英社 ジャンプC
5 3月のライオン   2      羽海野 チカ 白泉社 ジェッツC
6 きのう何食べた?   2         よしなが ふみ 講談社 モーニングC
7 蟲師  10 漆原 友紀  講談社 アフタヌーンC
8 リアル   8 井上 雄彦 集英社 ヤングジャンプ
9 魔法先生ネギま!  24 赤松 健 講談社 マガジンC
10 史上最強の弟子ケンイチ  31 松江名 俊 小学館 サンデーC

 

 文庫のランキングには作品が代わっても常に東野・佐伯・海堂が入ってますね。すごいもんです。

 ついでなので10月から行っているお客さん参加型フェア「俺の一冊・私の一冊」の売れ行き上位5作品など。

1、名探偵の掟(東野圭吾)
2、魔王(伊坂幸太郎)
3、空の食欲魔人(川原泉)
3、四畳半神話大系(森見登美彦)
3、星を継ぐもの(ジェ-ムズ・P.ホ-ガン)    

3位は同数ですね。
「星を継ぐもの」はオビがいいよなあ。手前味噌ですが。

あと私が今年見た映画ベスト10、今年のプロレスベストバウト10、今年頑張ったと思われるプロ野球選手10人、うまかったラーメン屋10軒…といった具合に発表していこうかと思いましたが、こういうのはランキング依存症だと批判されてしまいそうなのでこのぐらいにしておきます。   

というわけでいよいよクリスマスシーズンに入ってきました。
30代以上の方は今のうちにWham!のジョージ・マイケルじゃない方の名前を覚えておきましょう。
試験には出ませんが話題には出ますよ。たぶん。

(H)      

December 02, 2008

Dynamite!!

ついにやりますね、大みそか。
桜庭vs田村。

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いやー来ましたねえ、ついに。
この試合が発表になってからは毎日私の脳内you tubeで二人の入場から試合までがリプレイされています。
久し振りですねこういう試合。
今から大みそかが待ち遠しくてなりません。

あ、まるで格闘技に興味のない人に説明すると、格闘技界における「ミスター味っ子vs将太の寿司」みたいな。違うか。「魁!男塾」でいう「伊達臣人vs赤石剛次」というか。それも違うか。
とにかく、いろいろ歴史がある試合なのです。
詳しくは「kamipro」でも読んでください。

 Kamipro

ちなみに今発売中のNo,129号に載ってるのは“アメリカ人の半分はニュ-ヨ-クの場所を知らない”町山智浩、“元電波少年プロデューサー”土屋敏男、“封印作品の謎”安藤健二、さらに勝谷誠彦、森達也、ダンディ坂野、エスパー清田…これだけ見たら誰も格闘技雑誌とは思いません。
まったくすごい雑誌です。

というわけであっというまに12月です。師走です。もうあとひと月です。
ではこんな本を…。

○「一年は、なぜ年々速くなるのか」竹内薫(青春出版社新書)

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あ、こないだ紹介したばっかりですね。失礼しました。

「現代用語の基礎知識」が選ぶ「今年の流行語大賞」は「グ~! 」と「アラフォー」だそうですが、「蟹工船」が入っていたのにちょっと驚きました。

http://singo.jiyu.co.jp/

しかも受賞者は火付け役となった書店員さんだそうで、こうやって本屋の仕事が日の目を浴びるとただの同業というだけでまるで知り合いでも何でもない方でもちょっとうれしいですね。

今うちの店では矢作俊彦の「マイク・ハマーへ伝言」(角川文庫)を再び押し出してるんですが、

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いやどうしよう来年自分が受賞しちゃったら。やっぱり授賞式はブラックスーツかな。矢作だしな。それでコメントとか求められたら「気分はもう戦争」とか答えちゃったり。赤木智弘かよ。

えー、戯言はたいがいにして、ちょっといいな、って思った本。

○『日本全国「ヨイショ」のツボ』岩中祥史(祥伝社新書)

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大人になると全国いろんなところの出身の方と知り合うようになります。
自分の生まれ育った地方の近くならばだいたいどんなところかわかっても、行ったこともなければ場所の記憶もあふやな遠方の出身と聞いたりすると話が続かなかったり、無理やり思いついて言ったことがその地方出身の人にとっては地雷ワードだったりして余計気まずくなったりすることもあります。
というときにこの本。
たとえば北海道出身の人へのヨイショ。

「ちゃんと開拓精神が根付いてるんですね」

…これ使い方が難しいなあ。
どういう状況で使ったらいいんだろう。

ちなみに私が東京以上に愛する県・長崎県の人へのヨイショは、

「長崎の人の道徳心は深い信仰に由来してますね」

…これも難しいなあ。
別に信仰してねえよ!って言われたらどうしよう。
相手の道徳心を褒める状況がうまく生まれてくれればいいんですけど。
「長崎が生んだ最大の名産品は福山雅治ですよね」とかじゃいけないのかな。あと大仁田厚とか。

どうもこの本読んでると「ヨイショ」以上にNGワードとして書かれてる「タブー言葉」の方をかえって覚えちゃいそうで、ちょっと怖いですね。
ちなみに茨城県の人へのNGワードは「いばらぎは…」だそうです。
「いばらぎ」は大阪、筑波山や霞ヶ浦があるのは「いばらき」。
すいません、私もよくわかってませんでした。

九州といえば、この本もいいです。

○「美しい日本のふるさと 九州・沖縄編」清永安雄(産業編集センター)

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九州と沖縄の名所ではなく、いかにも日本的な集落とか家、港、山などを集めた写真集。
これはぜひ都心に住む人に中を見てもらいたいです。
都会のコンクリートジャングルにこれといったストレスや不満がない人でも、見ているうちに沸々と何かインスパイアされてくるものがあると思います。
今年出た本の中でも白眉です。

といったところで、次回は「私の選んだ今年の10冊」でも出してみたいと思います。
そんなシーズンですしね。
忘年会疲れしないよう、皆様ご自愛ください。

(H)

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