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December 01, 2007

Green Tinted 80's Mind

どさくさにまぎれて西原理恵子の「恨ミシュラン」を置いていますが、やっぱりというか、売れません。
さすがに便乗にも無理があったかな、と中をペラペラめくってると、目次には「ジュリアナ東京」「ザウス」…ちょっと時代を先取りしすぎました。

のちに「ぼくんち」「毎日かあさん」「いけちゃんとぼく」等で国民を泣かせまくることになる西原理恵子が当時何十万部と発行されていた週刊朝日で有名レストランを実名出して毎週毎週コキ降ろすという、今からするとこんな危険すぎる企画がよく通っていたなと思わざるをえない本であります。
今こんなことやったらすぐ訴えられたりするんだろうなあ。
ネットがない分既存メディアが必要以上にアナーキーだったあの頃が、週刊誌黄金時代だったのかもしれません。

ちょうど時を同じくして、ピエブックスの「日本の雑誌広告80s」という本が入ってきました。

80

http://www.piebooks.com/search/detail.php?ID=1011

本書では、デザインの優れた広告はもちろん、時代性豊かでコピーの効いた雑誌広告を500点紹介します。広告における80年代のトレンドと、当時の生活・文化を読み解くことのできる価値ある1冊です。

という案内にもある通り、当時の生活が広告を通して浮かび上がります。

購入者プレゼントは圧倒的にテレホンカードが多いとか、軽自動車が50万で買えるんだ…とか。

けどこの本はそんな能書きをすっとばして

「マッチ若っ!何この髪型!」
「斎藤由貴、超かわいい!」
「さんま、エッライ若い!」

と100%片思い…じゃなくて100%ミーハー心で見るのが楽しい本ですね。
そして私は中学生のときに密かに小泉今日子が好きだったという恥ずかしい記憶が今さら脳内の暗い奥底から甦ってきました。そんなの思い出さなくていいのに。

そしてそんな思い出さなくてもいい、もう一生脳内奥深くのフォルダにしまっておきたいような青い衝動をわざわざ呼び起こすような小説が今月映画化されます。

そう、大槻ケンヂの青春大河小説「グミ・チョコレート・パイン」です。

Photo_2      Photo_3

金八先生と角川映画と松田聖子が席捲していた80年代、若者が恋愛することに対して非寛容な空気が残っていたあの頃の青臭い青春物語をケラリーノ・サンドロビッチがどう映像化したのか大変気になります。

そういえば酒井順子の新刊もそんな80年代をテーマにしたエッセイです。

○「携帯の無い青春」酒井順子(幻冬舎)

Photo_4

ユーミン、ディスコ、竹の子族。
そんな時代もありました。
沖田浩之はもういない。

(H)

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