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September 07, 2007

隣の芝は青いというけれど

台風がすごい勢いで通過していった昨日の今日ですが、皆様のところは大丈夫でしたでしょうか。
電車が一部止まったり23区でも避難された地域もあったとのことですが、まあ九州とか沖縄の方では毎年すごい台風が来て大変なようなので、たまには東日本もこれぐらいがんばってもいいでしょう。

TVニュースではこういうとき必ずターミナルの駅にいって目的地に行けなくなった人にインタビューして「家に帰れなくて困ってる」「出張先に向かえず困っている」という反応を流しますが、ああいうところが日本人の勤勉さでもあり、真面目さでもあり、余裕の無さなのでしょう。
まあ、東京駅で足止め食ったからといってスパッと気持ちを切り替えて銀座に遊びいってしまうような人ばっかりでも会社は困ると思いますが。

発売以来ロングセラーになっている、

○「お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人」吉村葉子(講談社文庫)

Photo

に、「日本人は諦めないから愚痴が出る」という一文がありました。
欲しいものも仕事も子供の成績も、すべて理想を諦めないから愚痴が出る。
フランス人は『そういうものか』と考えサッサと今あるものを受け入れようとする、と。
なるほどと思いました。

世の中には口を開くと自分のこと、他人のこと、今いる環境のこと、何から何までずっと不平不満ばかり話している人がいますが、彼ら彼女らは諦めないから不満なのだなと納得させられました。

もっともこれは一面的な評価で、同じベクトルを裏から見ると「フランス人は何か不都合な点があっても改善しようとする意欲は薄い」という部分にもなるのかもしれません。フランス人の知り合いがいないので何ともわかりませんが。


コンビニができたことで我々は「我慢すること」と「なければないで工夫すること」を奪われた、という指摘にもハッとさせられました。
かつて「快適に過ごすこと」は"理想”であったはずが、現在は“標準”にまで成り下がってしまい、人々はかえってストレスをためているように見えます。
何年か前のイラク人質事件、最近では朝青龍騒動なんかを見ててもいつから日本人はこんなに“バッシング欲”を持つ民族になったのだろうと思わずにいられません。

その答えとしては先のストレスフルな世情の他に、やることない人が増えてるんだろうなあ、と。
大人から子供までやることがない、あるいは何していいかわからない人が増えているんじゃないかと。
本当はそういう人こそほど、本屋に来てほしいのですが。

(H)

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