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January 2007

January 30, 2007

また「あるある」にダマされた。


『「あるある大事典」で紹介されて以来、スーパーでは納豆が飛ぶように売れているんだそうです。
そこで、納豆料理の本を集めたセットを作りました。注文はこちらまで」

という注文FAXが流れてきたのは、もうずっと昔だった気がします。
ビックリしましたね。
だって「捏造でした」と発表になったのは、担当のWがそのFAXで注文を出した日の夕方でしたから。
まあ結局そのセット自体も中止になったんですが。
きっと堺正章は知る由もないと思いますが、そんなところも中止になってたんですよ。ええ。

替わりといっちゃなんですが、こんな本を注文出しました。
急速に注文が増えたせいで出荷調整がかかり、まだ入荷してませんが間もなく入る予定です。
お取り置きを希望される場合はご連絡をください。


○「また『あるある』にダマされた。 」(三才ブックス)
Mataaruarunidamasareta


○「ウソが9割 健康TV」(リヨン社)
Usoga9wari


○「テレビの嘘を見破る」今野勉(新潮新書)

Tvnouso


この中で唯一読んだことがあるのは一番下の「テレビの嘘を見破る」ですが、へぇーと唸らされる一冊でした。
かつて私はあの川口浩探検隊には台本があったんだと聞いて以来、TV番組がヤラセであるとか台本があるとかどうでもよくなったのですが、よくある旅レポート番組なんかでは撮影は実際に流れるシーンの順番を無視してまとめて効率的に撮っていき、あとで編集して順番を入れ替えるとこの本で知ってそうなんだーと感嘆した次第です。
石ちゃんとか彦麻呂はきっと大変なんだろうなあ。表情とかセリフを合わせるのも。

しかし納豆ダイエットも、賞味期限が一日切れてた不二家も、直接的な被害を受けた人はほとんど出てないのになんかすごい大騒ぎで。
もちろん良くはないんでしょうが、「あー一杯くわされちった」的なもうちょっと余裕のある対応でもいい気がするんですが。

あと今回の話からはちょっとズレますが、どうも最近TVでヤラセとか台本があったというのに視聴者が過敏になりすぎてる気がします。
私なんかは別にヤラセであろうが台本があろうが見てて面白ければそれでいいじゃねえかと思うんですけど。
ああ、森達也の「ドキュメンタリーは嘘をつく」(草思社)も入れておいた方がいいかもしれません。


閑話休題。


ちょっと前にスーパーのレジ袋有料化の話題がまた報じられていましたが、伊野尾書店でもエコバッグを仕入れました。

070130_2136   070130_2138


使い用途が微妙に違う4種類のバッグを売ってますが、これおもしろいなと思って入れたのが「クルット」http://superplanning.co.jp/rootote/crutto/index.html)。

その名の通り普段はクルクル丸めておいて、買い物が増えてしまった時に広げて使う感じです。
結構いっぱい入ります。
値段は\1890~。
デザインは何種類かありますので、店頭でご確認ください。


(H)

January 22, 2007

ある日の子どもたち

ターミナルにあるような大書店からウチのような小書店まで規模を問わず、大半の書店というのはジュースなどの飲食物の持ち込みをお断りしていると思います。
理由は本が汚れる危険性があるという以上に、「他のお客様に不快感を与える」というのが大きいと思います。
が、悲しいかな必ずしも守ってもらえるわけでもないのが実状です。

先日、小学校3,4年くらいの男子3人組が店内でテイクアウトのファーストフードの紙袋から飲み物を出してストローを口に加えながら本を物色していたことがありました。
私は「何か食べるんだったら店の外で食べてくれるか」と声をかけました。
(余談になりますが私は小学生に注意をする時敬語は使いません。『たとえ小学生でもお客様』というのはビジネス上は正しいかもしれませんが、大人として正しいとは思えないからです)
が、彼らはまるで何も聞こえなかったように無反応で、仲間内でゲームの話をしています。
ちょっとカチンときながらもう一度彼らに向かって言うと仲間内で「あ、行く?じゃあ行こうぜ」と外に歩いていき、ちょうど出て行くところで「うるさいよな」「感じ悪いよ」とは口にしつつも、一度もこちらも見ることはありませんでした。まるで無視された格好です。

こういうことは時々あります。
実際、素行の悪い小学生なんてのはどんな時代にでもいるので気にしませんが、注意する店員を無視するタイプは近年目立つようになりました。
ちょっと前まで私はこういった原因を「親の教育が悪い」とか「店員という存在がなめられている」といった風に考えてましたが、最近そうでもない気がしてきました。

彼らは親や大人の教えを真面目に守ってるだけなのかもしれない、と。
「見知らぬ他人からは声をかけられても相手するな」
という教えを。

北尾トロが小さな勇気を振り絞っていろんなことに挑戦していくルポ「君は他人に鼻毛が出てますよと言えるか」(幻冬舎文庫)の中に、「まるで知らないヨソの子どもといっしょに遊ぶ」という企画が出てきます。
外国を旅行したとき現地の子どもたちと遊んだ記憶が忘れられないトロさんが、「外国でできるんだから日本でだってできるだろう」と挑戦するのですが、遊ぶどころか話をしようとする段階で子どもたちは逃げ、親はヒステリックに子どもを引き剥がすといった風に、残酷なまでに失敗します。
(最後にちょっとだけうまくいきますが)

トロさんはこの本の中でこう書いています。
「僕たちが子どもの頃もロリコンや変質者はいた。が、僕たちが親から言われたのは『知らない人についていくな』であって、『知らない人としゃべるな』ではなかった」
Hanage

先ほどの子どもたちの話は、一部のことかもしれません。
彼らなりに、思うところはあるでしょうし、全体に当てはめるのも無理な話かもしれません。
なんとなく窮屈に社会と接しているのは彼ら自身も実感しているでしょうし。


総論として思うのは、余裕のない時代になったなあということで。
人も社会もビジネスも、とかく余裕がなくなったと。
何かこないだもこんなことを書いた気がしますが。
「格差社会」よりも、この「緊張社会」の方がよっぽど問題です。

(H)

January 14, 2007

安くきれいに!

乾燥が激しい毎日、火事とお肌にご用心。
私も乾燥肌でうんざりな毎日です。顔だけならまだしも手足もカサカサしちゃうんでクリーム代などがばかにならない・・美容に関心がある大半は女性なのに、男性はホルモンの関係から肌がきれいであるという現実がとてもうらやましいです。
以前なにかの番組で、「女性が一生で使う化粧品の金額の平均はいくらか??」という疑問を解決するという企画がありました。詳しくは覚えていないのですが、1年間に5~7万使うとして20歳~70歳の間使うとした250~350万円ですよね(笑)エステとか通ったら500万とか超えちゃいますね。車買えちゃいますね。
無駄にお金をかけないには現状をよりキープすることですよね。昔、テニスをして真っ黒だった頃に、母親に肌の手入れをきちんとしろと言われつつも聞き流していたのをいまさらながらに後悔しています。日焼けのケアをきちんとしているだけでだいぶ違っただろうに・・。そんな母親がしきりに私にアドバイスをくれたのが佐伯チズの美容法でした。「お金をかけなくても肌はきれいになるんだから!!」と薦める母の使う化粧水は、私の化粧水の数倍のお値段だった気がするけれど、やはり美容は安く済むなら安く終わらせたいのが女の願望ということで、お勧めなのがこの1冊!

美肌革命 ―お金をかけずにきれいになる―/佐伯チズ
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あなたのシミ、シワ、くすみ、すべて消せます!
日本で一番予約の取れない、伝説のエステティシャンが教えます!
化粧品、プチ整形、エステサロン……お金をかけて、肌を汚くしている人があまりにも多すぎる!!
「みなさん誰でもきれいになれる要素をおもちなのだと気づいていただきたいのです。『時間がない』『お金がない』『何をやってもダメ』そんな後ろ向きの女性でも、心1つで美しく生まれ変われるということを、私は保証します」<「おわりに」より>


さてこの本よりもさらにさらに話題沸騰中の本がこちら!!
「田中宥久子の造顔マッサージ」。自分でするマッサージで10年前の顔に戻れるのだからこちらもお金をかけずにきれいになるために必見の1冊。高級エステにはなかなか行けない人も自宅でテレビを見ながらマッサージをしてきれいになれるのだったら実践してみる価値ありですよね☆

田中宥久子の造顔マッサージ/田中宥久子
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10年前の顔に戻る、最新最高のマッサージ術を、わかりやすく誰もが実践できるやり方で伝授。
毎日たった3分のマッサージで小顔になれる。しみ、シワ、くすみ、たるみ、毛穴などの悩みを解消。
前作を大きく超える効果は当然! DVDには田中宥久子自らが出演、驚異のマッサージ法を指導します。
この一冊で人生が変わる、毎日が変わる!

というわけで決してお金をかけることがきれいになることじゃないんですよね。無駄にお金を使わずに自分でマッサージ頑張った御褒美旅行にでも行ったほうが素敵じゃないですか?

W

January 11, 2007

信じるか信じないかはあなた次第


よく聞く同業者の話で、「新刊が入ってきた瞬間に『これは売れる!』と思ったので大きく注文を出してドーンと置いたら○○冊も売れた」というのがありますが、きっと自分には縁のない世界なんだろうなあと思います。
だって新刊で入ってきたときにこんなに売れるとは思いませんでしたよ。「ハローバイバイ・関暁夫の都市伝説」(竹書房)。何年やったところで売れる本がわかりません。
Toshidensetsu


それにしても読めば読むほど胡散臭いけど絶対に否定できる根拠もない仮説で溢れてて、いい感じです。
なんでも回転寿司で使ってるネギトロは「ネギトロの粉」というのがあって、それを水で溶いてるとだんだん白っぽく粘りが出てきて、そこに油を混ぜるとネギトロのトロの部分ができるんだそうです。
なんだかすごい話だなあ。
「ダーウィンの悪夢」につながっていきそうな話だ。

それともう一つ売れたのが「ピタゴラ装置DVDブック 1」(小学館)。
Pitagola

http://www.comics.shogakukan.co.jp/pitagola/

「QuickJapan」でも特集された、もはや子供番組という枠を超えたNHK教育の大人気コーナー「ピタゴラスイッチ」の、あの毎回「おおっ!」と唸らされるあのピタゴラ装置の映像が33本入ったDVDつき解説本です。
途中長く品切れの時期があって間があいてしまいましたが、再入荷後またコンスタントに買われていきます。
プレゼントに買われた方もいらっしゃいました。
しかし「1」ということは「2」があるのでしょうか。どこまで続くか気になるところです。

ちなみにこのDVDに入ってるのは例の装置映像だけですので、「アルゴリズムたいそう」とか「フレーミー」とか「10本アニメ」は収録されておりません。あしからず。

(H)

January 06, 2007

2007年スタート


新年があけて6日がたちました。
あけましておめでとうございます。
正月休みが明けたと思ったらまた3連休で、なんだかリズムがつかめない1月初頭です。

伊野尾書店は3日から営業を始めましたが、8日まで休みだとかいう会社員の方もいらっしゃるようで、そんな話を耳にするたび世間は千差万別だとの思いを実感いたします。
そういえば本屋で“初売り”ってあんまり聞かないですね。
たしかに福袋は売りませんが。
もっとも、本屋に勤めている者ならば一度は売れ残りを集めた福袋を作りたいという衝動にかられたことがあるでしょうが。
(まあいろいろあって福袋は難しいのが現状で)

そういえば正月は周りで箱根駅伝の話題が多かったのですが、こんな本があります。

○「駅伝がマラソンをダメにした」生島淳(光文社新書)
Ekiden

駅伝がマラソンをダメにしている。
これは陸上界では長く考えられてきた問題である。しかしあまり一般の人に触れられることはない。それはなぜか? 答えは簡単である。新聞、テレビといった報道機関が駅伝、マラソンを主催しているからだ。(略)
それでも私は駅伝を否定する気は毛頭ない。駅伝は極めて魅力的な競技だ。なかでも箱根に関しては、この機会に自分なりにその魅力を徹底的に考えてみるつもりだ。加えて、テレビが駅伝をいかに変化させたかを、各大学の特色を通して考えてみたいと思う。(「はじめに」より)


もっぱら日本テレビのキラーコンテンツと化した箱根駅伝の功罪を含め、駅伝とマラソンの知られざる側面を書いた本です。
それにしても昔の箱根駅伝は今ほど注目を集めていなかったせいで、飛脚を学生と偽って出した大学とかあったり、砲丸投げの選手が走ってたとか、ずいぶんおおらかだったようです。
個人的には箱根駅伝というと高橋しんの「いいひと。」を思い出すのですが。


今年は伊野尾書店は開店50周年に当たります。
秋口から冬にかけて何かやれればいいなと思ってますが、まだ何も決まっていません。
どうか本年もよろしくお願いいたします。

(H)

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