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March 16, 2006

野球を楽しむ

始まる前はなんだかピンと来なかったWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)。
しかし2次リーグに入ってほぼフルメンバーの日本代表とアメリカ代表が戦ってるのを見て、急激に熱くなってきました。
ケン・グリフィー、アレックス・ロドリゲス、デレク・リーといった私でも知っているメジャーの
一流選手を清水、藤田、薮田といった千葉ロッテの投手たちが抑える姿を目にする日が来ようとは、18連敗という日本ワースト記録を更新した頃は想像どころか妄想すらしておりませんでした。
野球に限ったことではないかもしれませんが、スポーツ観戦というは長く見続けていればいるほど味わい深く見られるものだなと思います。

プロ野球本はシーズン開幕を前に各社から選手名鑑が出揃い、シーズンの見所などを紹介した増刊雑誌や球団公式ファンブックなども出てきてます。
今日は宝島社から「プロ野球年俸稼ぎどこ泣きどころ」という、年俸と成績でみるランキングとか選手の税金対策とか、プロ野球に関わる様々なお金についでのみ書かれたムック本が入ってきました。
正直やらしいなとは思いますが、着眼点としては面白いと思います。

そんな中ぜひ野球好きの方に読んでもらいたいのが、この本です。

○「マネー・ボール」マイケル・ルイス(ランダムハウス講談社文庫)
moneyball


アスレチックスはあのニューヨーク・ヤンキースの3分の1しかお金をかけてないが、毎年ほぼ同じぐらいの成績を残している。
強い球団を作るにはお金をかけることが常識といわれるメジャーリーグにおいて、コミッショナーが「異質な例外」とまで認めたアスレチックスの成功の秘密はどこにあるのか。
その答えは防御率・打率といった既存のデータの見直しから始まった…。

この本を読むと今まで当然だと思ってきた野球のデータへの信頼がガラガラと崩れていきます。

他球団のスカウトが剛速球を投げる新人や、ホームランを連発する新人に目を向けている中でアスレチックスのスカウトは四球の数が多い新人を重視したりしています。
彼らの計算式では打率よりも出塁率が求められるからです。

途中、こんな話が出てきます。

<選手のエラーの数というのは、まったく無意味である。
エラーというのは、何か的確なことをした場合に限られる。
正面に来たボールを落としたとしても、それは的確な位置で守っていたから正面に来たのである。
極端な話、エラーを記録されたくなければ動作を緩慢にしてボールに追いつかなければいい>

もういい加減、結果論だけでその場限りのいい加減なことばかり言ってるテレビ解説者には見切りをつけて、新しい角度から野球を見てみませんか?


(H)

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