元町夏央さんオリジナルチラシ

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当店でも以前紹介した「中央線ドロップス」(双葉社コミック)、新刊「熱病加速装置」(小学館ビッグコミック)が絶賛発売中の漫画家・元町夏央さんがわざわざ中井まで来て描いてくれた、世界中で伊野尾書店でしか手に入らないオリジナルペーパー配ってます。
基本的には青年コミックを買ったお客様に1枚無条件で差し上げてますが、レジカウンターでひとこと言っていただければ何の商品をお買い上げになった方でもお配りします。(すいません、なんか買ってください)

ペーパーはなくなり次第配布終了となりますので、お早目にお求めください。

 

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 元町夏央さんブログ「夏の町」
 http://natsunomachi.cocolog-nifty.com/

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振り返るな振り返ると終り この世はそんなもの

気がつけば2週間も更新を放置していたわけですが、これは決して店長がツイッターに興じて遊んでいるからではあり…ますね。
てかあれは遊ぶものでしょう。
ツイッターは自分にとって有益な一部の情報をいち早く得られる反面、その対価として大多数のノイズのようなつぶやきを眺めることになるわけで、興味がある人をフォローして作ったTLを見ている分には大変楽しい時間を過ごせますが、その間は他に何もしないでただ画面を見ているだけになるので、効率だけでいったらコストの悪い情報取得装置だと思います。

というわけでそんなツイッターで一躍有名になったITジャーナリストの津田大介さんの本を筆頭に、新書売り場にはツイッター本が花盛りです。
異論はあると思いますが、私は「効率的に知識を得る」面においてはネットの海から検索をかけるより、いまだに情報が編集された書籍の方が上だと思います。

○「Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流」津田大介(洋泉社新書y)

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○「ツイッター140文字が世界を変える」小暮正人 いしたにまさき(マイコミ新書)

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○「Twitter革命」神田敏晶(ソフトバンク新書)

 

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というわけで、業界紙に掲載された「出版社や書店などで開設しているTwitter一覧」に名だたる業界企業群に混じってなぜか伊野尾書店のアカウントも入ってたりしましたが、あれは何かの間違いだと思います。
だって基本プロレスのことしかつぶやいてないし。
あとは店長がどこでラーメン食ってるか、とか。
まあたまには本のこともつぶやきますけど。
そんな極めていいかげんな書店アカウントでよければ、ぜひフォローしてください。

  

☆ベスト・オブ・ザ・ベスト

12月も半ばになって「このミステリーがすごい!」が発売になって、いろいろ総括する企画が目白押しです。
あんまり多いので「ベスト1!」とか「1位!」と謳っている本だけで棚を作りました。

 

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いっぱいありますね、1位。

あまり需要はないと思いますが、「私が今年読んでよかった本ベスト5」を作ると、

1、「中央線ドロップス」元町 夏央(双葉社アクションコミックス)

2、「ざまぁみろ!」立嶋 篤史(幻冬舎アウトロー文庫)

3、「放っておいても明日は来る― 就職しないで生きる9つの方法」高野 秀行(本の雑誌社)

4、「ヘヴン」川上 未映子(講談社)

5、「封印漫画大全」坂 茂樹 (三才ブックス)

ですね。
次点が「ウェブはバカと暇人のもの」中川淳一郎(光文社新書)といったところで。
なんだかもうちょっと見栄えのいい本を読めよという気もしますが。

個人史としては、今年一番の出来事は三沢がいなくなったことに尽きます。
実は今年は家族的にいろいろとあったりしたんですが、それを入れてなお三沢、です。
おおげさに言えば、2009年6月までと2009年7月以降では若干人生の景色が変わりました。
そういうことが、生きていると何回かあるんだと思います。

ということで2009年マイ映画大賞はミッキー・ローク主演の「レスラー」…ではなく「空気人形」。
いや、「レスラー」はBRUTUSの泣ける映画特集でも出てきたくらいだからいいかな、と。
そして2009年最優秀名言大賞には

「地獄だね。生ぬるい地獄だよ、日本は。」
   (映画「ハゲタカ」の玉山鉄二扮する中国人投資家のセリフ)

を選びたいと思います。

ってこんな“俺アワード”を発表して誰が面白いのだろう。
まあいいやここまで書いちゃったし。

 

☆ちょっとはまともな本を

○「世界一の写真集」(ピエブックス)

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「世界最大の川」「世界最古の公園」「世界最高層のビル」…といった具合に、「世界一の○○」を集めた写真集。
ピエブックスは本当にいいセンスの本を作りますね。
贈り物にもいいと思います。
世界で最も高い橋・フランスのミヨー橋にいつか行ってみたい。

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070223_millau/

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ブラック書店で働いているんだが、もう俺はダメかもしれない

常々ボクシングはそのわかりやすいルールと裏腹に技術的な良し悪しがわかりにくい競技だと思っていますが(TVで見ててもパンチが当たったのか当たってないのか、効いているのか効いてないのかがよくわからない)、それを差し引いても内藤vs亀田戦は熱かったですね。
オープンスコアシステムという途中で明確にどちらが有利不利かわかってしまうシステムによって、亀田選手は最終ラウンドで有効なパンチさえもらわないよう防御に徹してれば勝ちは確実だったのに、そこを敢えてリスクを覚悟で打ち合いにいったところに生きざまを見た気がしました。

この試合の詳報が載る「ボクシングマガジン」「ボクシング・ビート」は15日発売予定です。

☆あ、今回のタイトルに意味は

ないこともなく、むしろアリアリにありますがまあそうなっちゃったらそうなっちゃったですよ。
ちょっと何言ってるかわかりませんね。
とりあえずこんな本を入り口そばの平台に積んでますのでよろしかったらどうぞ。

○就職先はブラック企業 20人のサラリーマン残酷物語

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☆生き方を世に問え

○「放っておいても明日は来る 就職しないで生きる9つの方法」高野秀行/著(本の雑誌社)

 

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円高は進んで今日は87円だそうです。
記憶にある限り、ドルがこんなに安くなったのは初めてではないでしょうか。
2~3年前に副島隆彦が「1ドルは60円になる」と言ってた時は「何を言ってるんだろうこの人は」と思ったものですが、どうやら「何を言っているんだ」は私の方だったようです。
海外旅行に行く分にはいい時代みたいですが、海外にモノを作って売る企業はいま大変なことになっているんじゃないかと思います。

蓮舫議員が「EXILEってこんなに沢山いりませんよね?」って仕分けをする漫画がどっかにあったそうですが、とかくどこもかしこも不況・緊縮・減少・カットというサゲサゲな時代です。
就職難は本当に深刻で、一流大学の四年生でもついに決まらず就活に疲れてしまう子や、あまりにも内定がとれずしょうがないので大学院に進学する子が私の知る範囲でも何人かいます。
「がんばれ」と言ってもどうしようもない。
「がんばるな」と言っても本人には何の慰めにもならない。
「それでいい、そのままでいい」とも言えない。

「じゃあどうすればいいんだ!?」という時代にこの本に出てくる人たちの話は本当に癒されます。

マレーシアの商社に就職するつもりだったのが直前でその会社が倒産して、けど周りの人の手前引くに引けなくなってそのまま海を渡って「どうしようか」とやってるうちに現地で仕事をみつけて次第におかしなビジネスを始めてく人。
彼氏が欲しいからダイエットしよう!とキックボクシングのエクササイズを始めたのがきっかけでなぜかタイでムエタイ選手になってしまった女性。
勤めていた仕事をやめて日々の生活のためにいろいろやっていくうちになぜか東南アジアのラオスでカフェを開くことになった人。

とにかく「何これ?こんな人生あるの?」という人の話ばかり出てきます。

まあどれもマネしろとも言えないしマネもできないような話ばかりですが、読んでるとそういう単純な「こうしろ/ああしろ」ではなく、「人生なんとかなるんだな」という気にさせられる話ばかりです。
もともとは大学の講義だったそうですが、この講義を聴いた大学生が「癒される」と言ったというのもよくわかります。
読んだあとに「こうしなくては!」とか「やっぱこうなんだな」というのではなく、「まあなんでもいいんだな」、そう思える本って素晴らしいと思います。

  

☆ひさびさに文芸書を

○「ロスト・トレイン」中村弦/著(新潮社)

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日本のどこかに、誰も知らない廃線跡がある。
その廃線跡を端から端まで歩くと、奇跡が起こる。
そんな話をほのめかして、鉄道オタクの平間さんは姿を消した。
平間さんを探す旅が、「誰も知らない廃線跡」を探す旅が始まる…。

知人が激賞していたので読んでみましたが、鉄道うんぬん関係なく面白いです。
ミステリー、恋愛、ファンタジーがいろいろ噛み合った“大人の青春小説”です。
今年の年末に読む本にイチ押しします。

 

☆だってコレステロールはうまいし

昨年くらいから料理関係はヘルシー志向を受けた野菜本が地味なヒットとなって久しいですが、そういう風潮に開き直ったように逆らった本がひっそりと出ました。

○「あぶら部 こってり料理で男子のハートと胃袋をわしづかみ!!」市瀬悦子/著(泰文堂)

 

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野菜、わかります。
摂らないといけないです。
カロリー、気になります。
太りたくないです。

でもなんだかんだいって、やっぱりアブラがうまいんですよ。
“ガーリック&バターしょうゆステーキon the ライス”とか。
“タルタルソースのミックスフライカツ丼”とか。
ほら、もう字だけでお腹がすくでしょう。
いいじゃないですか、たまにはこういうの。

ちなみに表紙の、
「肉汁したたる ダブルベーコンチーズバーガー」
のカロリーは約1802kcalだそうです。
まあいいじゃないですかたまには。

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いっぱいは売れてないけどちょっとは売れた本たち

同じ書店仲間、というより単なる飲み仲間の千駄木の書店さんが「10位までのランキングはつまらん!!ちょっとでも売れた本も紹介しる!」と言ってますのでマネして「ランキングには載らないけど先週に最低1冊は売れた本」を紹介してみます。

 

 
○ 「藤田嗣治 手しごとの家」林洋子(集英社新書 ヴィジュアル版)

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藤田嗣治って多趣味、というより多芸だったんですね。

 

○「サラリーマンのためのお金サバイバル術 家・車・保険、「人並み」な買い物が破滅を招く」岡本吏郎(朝日新書)

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けれど「人並みであること」が幸せなのもまた真実。

 

○「ちか100かいだてのいえ」いわいとしお(偕成社)

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「100かいだてのいえ」の続編。ちなみに大江戸線中井駅のホームは地下8階。

 

○「インフルエンザは征圧できるのか」青野由利/著(新潮社)

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いまだ周りで新型にかかった人がいないのでまだいまいち深刻さがわからないのですが。

 

○「みんなが幸せになるホ・オポノポノ ハワイに伝わる癒しの秘法 神聖なる知能が導く、心の平和のための苦悩の手放し方」イハレアカラ・ヒューレン/著 桜庭雅文/インタビュー(徳間書店)

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江原啓之のブームに代わって昨年ぐらいから静かなブームのホ・オポノポノ。ハワイに伝わる癒しの秘法だそうです。

 

○「時間のかかる読書-横光利一『機械』を巡る素晴らしきぐずぐず」宮沢章夫(河出書房新社)

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1冊の本を11年に渡って読み続けた記録。

  

○「幸福の方程式 新しい消費のカタチを探る」山田昌弘/電通チームハピネス(ディスカヴァー携書)

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携書という名前の新書。この社会の行く末と同じぐらい昨今若者事情を語る第一人者になってしまった山田先生のその後が気になります。

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今週は1点集中です

ちょうど裁判が始まった酒井法子騒動と入れ替わるように、「市橋容疑者」が連日ニュースやワイドショーを賑わせています。
市橋容疑者がなぜリンゼイさんを殺害したのか、興味がないことはないですが、本当のところは本人にしかわからない以上、知る術はないしわからないのでそれはいいのですが、日本中いたるところに自分の顔写真が貼られている状況で2年7カ月どうやって逃げとおしたのか、それは何かの形で記録してもらいたいと思います。
本人が口を開くかわかりませんが、2年7カ月の間に嬉しいこともあったでしょうし、悲しいこともあったでしょう。
その長い長い物語を、私は読んでみたいと思います。

私が気になったのは逃亡中、彼が働いていた建築現場の同僚だか上司だかが
「真面目にやっていた。市橋だとは思わなかった。罪をつぐなってきてほしい」
というようなコメントを残していたことです。
そこには恨みも、怒りも感じられません。
ただ残念だ、という思いだけが感じられます。
想像になってしまいますが、その同僚の人は本当に残念だったのではないでしょうか。
そして、彼の「市橋容疑者」像は世間で考えられているそれとまったく違ったものになっているのでは、そんな気がしてなりません。

先日は彼が逃亡中に買っていた文庫本までテレビで紹介されるということもありました。
それについては当の作者までが困惑したコメントをブログに載せています。
まあ、道尾秀介もこんな形でフューチャーされると思わなかったでしょう。
http://michioshusuke.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-6a8c.html

そしてこの報道が出た後、ウチの店でも「向日葵の咲かない夏」がポツポツ売れていました。
今年の春先ぐらいからずっと売れてた本ですが、さすがにこのところは売れ行きが落ち着いていた商品です。
それがまたこうして、こんな形で売れたりする。
不思議なものです。
けど、本というのはそうやって思わぬ形で知るから、面白いものに出会えるのだと思います。
そんなことを改めて実感する今回の出来事です。
市橋容疑者は他にどんな本を読んでいたのでしょうか。どんな思いで、本を読んでいたのでしょうか。

 

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☆今週はこの本だけです

これは今ウチの店にある本の中でも最高に面白い本だと断言します。
普段はあれこれ本を紹介する当ブログですが、今日はこれ一本で勝負します。


○「古代仕事大全」ヴィッキー・レオン、本村凌二(原書房)

 

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古代ギリシャ・ローマ時代にあった、様々な職業を紹介した本。
「13歳のハローワーク@古代ギリシャ」と考えてもらえばわかりやすいと思います。

たとえば、古代ローマには「わき毛処理師」という仕事がありました。
当時、上流階級やそれを目指す人たちのあいだで脱毛が流行ったそうです。
脱毛したあとは「肌のつや出し職人」と呼ばれるエステティシャンみたいな人が肌を綺麗に磨いたとか。
安くなったとはいえ、エステがいまだ高いことを考えると意外に今と変わりない感じがします。

しかし、今と違うのは道具と技術。
「わき毛処理師」が使う道具は毛抜き用ピンセットと、すぐに切れ味が悪くなる鉄製のナイフ。
そうです、わき毛は剃るのではありません。抜くのです。
当然、抜かれる方は激痛が走ります(お客なのに)。
なので、「わき毛処理師」には通常の人と違う資質がないと務まりませんでした。
すなわち、「他人に苦痛を与えることに耐えられる度胸」と「痛みに耐えかねて暴れる客を抑えつける腕力」。
そうやって考えると、当時脱毛していた人は違う意味で人々の尊敬を得ていたのかもしれません。

「葬式の泣き女」という職業もあったそうです。
文字通り、葬式で泣くのが仕事だったようです。
この仕事については細かい説明がないので詳細がわかりませんが、葬式で本当に泣く人と仕事で泣く人の区別はついたのでしょうか?
また、当時の葬式では故人の人生や行いなどを芝居で演じる「葬式道化役者」という仕事があったようです。
ちょっと違うかもしれませんが、結婚式で幼少時から現在までの写真を展示する感覚に近いのかもしれません。
ただ、ニュアンスとしては「葬式で悲嘆にくれる人たちを道化で笑わせる」のがメインだったようで、ケチで有名だった皇帝が亡くなったときに演じた道化師は、自分(皇帝)の葬式がいくらかかるのかを聞いて「高っ!それだったら川に投げ込んでくれよ!」とか笑わせてたそうです。参列者は本当に笑えたのでしょうか。

こんな感じでどの職業も非常に興味深いのですがこのまま続けていくと朝になりそうなので、最後にもう一つ。

紀元前6世紀からあって今もある職業。
それが書籍商、要は出版社兼書店です。
当時はまだ印刷の技術がないので、ベストセラーが出ると、声に出して読んだ原稿を奴隷が写すことで製造したそうです。
なんか誤字脱字落丁乱丁非常に多そうです。
ちなみに著作権という概念もなかったため、作家からもらった原稿を出版元が適当に内容変えて出したりということは当然のようにあったそうです。
まあ今でも人気漫画家の無くなった原稿がなぜかまんだらけで売られている、なんてことがあったりするわけですが。
当時の売れ線は詩、歴史、そしてセックスについて振り返った回顧録。
ようは「実録・人妻のいけない告白」みたいなもんでしょうか。
ろくろく人間は進化しちゃいません。

以下、気になった点を書き出すと

・「書店組合」は当時からあった
・“今これがベストセラー!”みたいな広告は当時からあった
・書店はお客を呼び込みしていた(今でいうとこれがPOPになるのだろうか?)
・本は巻物のようになっており、読むときは両手を使ってスクロールしていかなければならなかった(鈴木光司の『ドロップ』みたい)
・通常の本の他に「豪華本」もあった。装飾が凝っていたとか。

なんか、本の形体と製造工程以外、今とほとんど変わってないような…。
年長者の方が「出版業界は古い業界だよ」とよく言う理由がわかりました。
そりゃ紀元前6世紀から変わってなきゃねえ。

(H)

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